長い間活躍してきたInternet Explorer 11、略してIE 11ですが、2022年6月でサポートが終了します。
IE 1が発表されたのが、1995年8月とのことですから、それから約27年ほどインターネットブラウザとして活躍したことになります。
私が、最初に、IE を使用したのは、OSがWindows 98で確かIE 5だったと思います。IE 5を使って初めてインターネットを経験したあの時の感動は、いまだに忘れられません。
少々名残惜しい気もしますが、今後、マイクロソフト系のブラウザを使用する場合は、後継ブラウザとしてすでに数年前から、Microsoft Edgeが公開されています。
IE 11のサポートが2022年6月で終了するため、前もってPCからIE 11を削除しておきたいと思う方も多いかもしれません。
今回の記事では、IE11のアンインストール方法について説明していきます。
目次
IE 11のOSごとの詳細なサポート期限について!
一般的な個人ユーザーについてのOSごとのIE 11のサポート期限!
OSがWindows 10の場合
サポート期限:2022年6月16日(日本時間)
発表されたサポート期限は、2022年6月15日ですが、時差の関係で、日本時間だと2022年6月16日になるようです。
※Windows10 Enterprise LTSB版の一部については、2023年以降も使用できる場合があります。しかし一般の方が使用しているWindows 10では、2022年6月で終了と覚えていたほうが間違いがないでしょう。
OSがWindows 8.1の場合
サポート期限:2023年1月10日
※ちなみにWindows 8.1のサポート期限も同じ2023年1月10日です。
OSがWindows 7の場合
すでに、OS、Internet Explorer、Microsoft Edge、すべてのサポートが終了しています。
サポート終了後にIE 11を使用するとどうなるか?
調べてみると、Internet Explorer 11(IE 11)のサポート終了後は、IE 11を起動しようとすると、Microsoft Edgeが起動するようです。
また、IE 11でネットの閲覧を継続しようとしても、ブラウザ上に警告メッセージが表示されたり、サービスを利用できなくなる仕組みになるようです。
※この記事を書いている時点でのことです。変更になる場合があります。
IE 11のアンインストールは、普通のソフトと同じようにはできない!?
最初に触れたように、IE11が2022年の6月でサポート終了になることを知り、私は、事前に、削除することにしました。
現在メインのブラウザにグーグルクロームを使用しているせいもありますが。
Windows XPやWindows 7の流れでは、通常のソフトのアンインストールは、
「Windowsのスタートボタン」をクリック→ 画面左側のW行にある「Windows システムツール」をクリック→その中にある「コントロールパネル」をクリック→「プログラム」をクリック(表示方法がカテゴリの場合)→「プログラムと機能」をクリックしていくと以下のように「プログラムのアンインストールまたは変更」という画面が表示されます。
通常のソフトは、そこから削除(アンインストール)が可能でした。
※ちなみにタスクバーの検索欄に「プログラムと機能」と入力すれば、素早く簡単に表示できます。
タスクバーの検索欄に入力した場合!
どちらのやり方でも、以下のように「プログラムのアンインストールまたは変更」という画面が表示されるはずです。
ちなみにIE11の後継ブラウザである「Microsoft Edge」もこの一覧に表示されています。しかし、IE11は、この一覧にありません。
恐らく、Windows XP以降のOSは、このやり方で基本的に、PCにインストールされたソフトを削除できたはずですが、IE11は、この「プログラムのアンインストールまたは変更」を使って削除することができません。
それでは、どうやってIE 11を削除するかですが以下の章のように削除します!
IE 11をPCから削除する方法
私の場合は、メインでグーグルクローム、サブでマイクロソフトエッジ、その他にSRWare Ironを利用しているので、サポート期限前に、使用していないIE 11をアンインストールしてみました。
IE 11の削除方法
1、Windowsのスタートボタンをクリック
下の図の赤枠部分
2、次に設定ボタンをクリックします
※下の図の赤枠部分
3、「アプリ」をクリックします
4、「アプリと機能」の設定画面が開いていることを確認して「オプション機能」をクリックします。
※Windows 10のバージョンによっては、「オプション機能」の箇所が「オプション機能の管理」と表示されていることがあります。その場合は、「オプション機能の管理」をクリックします。
5、「インストールされている機能」の中から「Internet Explorer 11」を探してクリックします。
※私の場合は、最初(一番上)に表示されました。
6、「アンインストール」をクリックします。
7、アンインストールの作業が終わると、再起動を要求されますので、指示に従ってPCを再起動します。
8、PCの再起動が終了すれば、IE 11のアンインストール(削除)は完了です。
これでPCからIE 11がアンインストールされました!
補足事項!
タスクバーの検索欄に「アプリと機能」と入力すると、いっきに上記の手順4まで進むことができます。
以下のような感じです!
IE 11を再インストールしたい場合は?
この記事を書いている時点では、まだIE 11のサポート終了日に達していません。そのため、もし何らかの事情で、アンインストールしたIE 11を再度インストールしたい場合も簡単に行えます。
※IE 11のサポート期限が過ぎると、再度IE 11をインストールすることができない可能性が高いです。
まずは、IE 11の再インストールの前に、インターネットに接続していることが条件になります。インターネットに接続した状態でないとIE 11の再インストールはできません。
1、1つ前の章の手順5の「オプション機能」の画面で、「機能の追加」をクリックします。
2、次に、「オプション機能を追加する」の画面で 「Internet Explorer 11」の左横にチェックを入れます。
3、画面下の「インストール」をクリックします。
4、インストールが終了して再起動が必要とのメッセージが出たらPCを再起動します。
これで、再びIE 11をインストールすることができます。
※最初に触れたとおり、IE 11のインストールは、インターネットに接続した状態でないと行えません。
IE 11のサポート期限終了以降の再インストールはお勧めできません!
この記事を書いたのが、2022年5月下旬で、まだIE 11のサポートが終了していませんが、サポート期限が終了後、再インストールすると、コンピューターウィルスの脅威がありますので、お勧めできません。
また恐らく、IE 11のサポート終了後は、IE 11のダウンロード、インストールが不可能になる可能性が高いです。