パソコンの動作が重くなってきたときに行う対策のひとつとして
常駐ソフトを停止するという方法があります。
常駐ソフトとは、パソコンを起動させると、自分がそのソフトを意識的に使用しなくても
自動的に動作しているソフトです。
そんなわけですから
当然、パソコンを起動するとメモリを消費します
この常駐ソフトの数が、ある程度なら、おそらく
今のパソコンのスペックならたいした問題にはなりません。
しかし常駐ソフトの数が多くなりすぎると、やはりメモリの消費量とＣＰＵの使用率が増えて
パソコンの動作に支障をきたす場合もあります。
常駐ソフトの確認の仕方
※windows7で検証しています
１、スタートボタン をクリックします
※タスクバーの一番左端のマイクロソフトのマークが入ったアイコンです
２、表示された画面（ウィンドウ）の一番下の
プログラムとファイルの検索
に msconfig と入力します
３、プログラム画面が表示されますので
一番上にある msconfig をクリックします
※ プログラム画面が表示されたら、そのままエンターキーを押しても同じことです
↓下の状態で、です
４、システム構成 画面が表示されます
最初は、タブが、全般 になっていますので スタートアップ をクリックして切り替えます
５、画面が変わって スタートアップの一覧が表示されます
左側にチェックが入っている項目は、有効になっています
つまりその常駐ソフトが動作しているということです
常駐ソフトの停止は、慎重に！
常駐ソフトを停止させるとメモリ等の消費量が少なくなりパソコンの動作が
快適になるからといって、むやみに停止させてはいけません。
場合によっては、パソコン自体が動かなくなる可能性もあります。
●停止させてはいけない常駐ソフト
windowsの基本ソフト
つまりは、windows（パソコン）を動かすのに必要なソフトです。
これを停止させてしまうと、パソコンが動作しなくなります。文字入力ソフトなども含みます
セキュリティソフト関連
これを停止させてしまうとパソコンのウイルススキャンなどができなくなります。
インターネット接続関連
これを停止させてしまうとネットに接続ができなくなる可能性があります
まだ他にもありますが、上記が代表的なものの一部です
●停止させてもおそらく問題ない常駐ソフト
どれが、停止させて問題ないとは、１００パーセント確実にはいえません。
そこだけは、了承してください！
問題ない可能性が高いということで説明します
趣味のソフト、ゲームソフト関連等の常駐ソフト
これらは、比較的安心だと思います。
もし動作しなくなってもそのソフトだけが動作しなくなる場合が多いと思います。
どうしても必要なソフトなら再びその常駐ソフトを有効にすればよいと思います。
くれぐれもwindows関連の常駐ソフトだけは停止させないようにしましょう
常駐ソフトの停止の仕方！
１、先ほど説明した 常駐ソフトの確認の仕方 でスタートアップ一覧を表示します。
２、あなたが、必要が無いと判断した常駐ソフトのチェックをはずします。
慎重に判断してください
３、それから 適用ボタン → ＯＫ の順にクリックして
再起動すると設定が反映されます。
再起動後
システム構成ユーティリティ が立ち上がります。
するとＯＳによっては、以下のような文面が表示される場合があります。
「 Windowsの開始時にこのメッセージを表示しない、
または、システム構成ユーティリティを起動しない。 」
これにチェックを入れます。
そうしないと起動のたびに同じメッセージが表示されます
※windows7の場合は、このメッセージが出ない場合があります。
常駐ソフトの一覧（スタートアップ項目名と役割）
※常駐ソフトの停止（無効化）に関しては、充分注意して行ってください
常駐ソフト（アルファベット順）
Aからはじまる常駐プログラム
Adobe Reader Speed Launch
これが有効になっているとPDFをすばやく開くことができます。PDFを素早く起動したい人以外は、無効にしても問題ないと思います。
AGRSMMSG
モデム関連のプログラムです。FAXなどを使用しない方は恐らく無効にしても問題ないと思います
ALCMTR
Realtek HD Audio、サウンドカード関連のプログラムです。
無効にしてはいけません
Alps Pointing-device Driver
Alps（アルプス）製のポインティングデバイス(タッチパッド)関連のドライバーです
Apoint
タッチパッド 関連のプログラム
ノートパソコンなどのタッチパッドを制御するプログラムです
無効にしてはいけません。
APSDaemon
iCloud関連のプログラムでiTunesを起動すると自動的に実行されるようです
Ask TBNotifier（TBNotifier）
アスクツールバー関連のプログラム
必要ないなら削除してもよいのでは？
無料ソフト（フリーソフト）などをインストールしたときに一緒にインストールしたケースが
多いのではないかと思います。
システム構成で、無効にしても自動で復活する場合があります
AvastUi
セキュリティソフト（avast)アバスト関連のプログラム
セキュリティソフトとして使用しているなら無効にしてはいけません
Bからはじまる常駐プログラム
BJMyPrt
キャノン製のインクジェットプリンター関連のプログラムです。
Cからはじまる常駐プログラム
Canon My Printer
その名の通り、キャノンのプリンター関連のプログラムです。
Canon Solution Menu EX
キャノン製品関連のプログラムです（プリンター関連です）
cli
ATI Radeon系の設定関連のプログラムだと思われます
ATI Radeonのビデオカードを使っている場合に自動的に実行されるようです
chk mem
私が所有するNECのノートパソコンで有効になっていました。Cプログラムにインストールされていましたが詳細は不明です。
実行ファイルをクリックしても何も起こりませんでした。
ただ、フォルダの中のファイルにMFCアプリケーションと表示されていました。
MFCは、Microsoft Foundation Class の略なので変なプログラムではないと思います
CNSEMAIN
Canon（キャノン）製品関連のプログラムです
おそらく、デジカメ、プリンターに関連するものだと思います。
Fからはじまる常駐プログラム
FCTICoUpd
フレッツ接続ツールに関連するプログラムだと思われます。
無効にするとインターネットの接続に不具合が出る恐れがあるため
無効にしないほうがよいでしょう
Gからはじまる常駐プログラム
GUDelayStartup
無料のPCのメンテナンスソフト Glary Utilities に関連するソフトです
この常駐プログラムが表示されるということは、 Glary Utilities を
インストールしたことがあるはずです
Hからはじまる常駐プログラム
HD Audio Background Process
オーディオ関連のプログラム。音が出なくなる場合もありえますので
無効にしないほうがいいでしょう
Iからはじまる常駐プログラム
IMEKRMIG
マイクロソフトの言語入力IMEのアジアの言語関連のプログラムです。
無効にしないほうがよいでしょう
ImgLnch
NECのパソコンの ソフト＆サポートナビゲーター関連のプログラムです
このソフトを使用しないなら無効にしてもよいのではないでしょうか
IMJPMIG
日本語入力システムのIMEに関連するプログラムです。無効にしてはいけません。
ImScInst
IMEの日本語、中国語関連のプログラムです。 無効にしてはいけません。
Intel(R) Common User Interface
インテルグラフィック設定に関連するプログラム
具体的にはンテルグラフィックスチップセットのユーティリティです。
Intel My WiFi Dashboard
インテル製品 My WiFi ダッシュボードに関連するプログラム
Jからはじまる常駐プログラム
jwdsrch
JWordツールバー（インターネット検索ツールバー）関連のプログラム
このソフトをインストールした記憶が無い場合は、
無料ソフトをインストールしたときに一緒にインストールされた
可能性があります。使用しないなら無効にしてもよいと思います
Nからはじまる常駐プログラム
necmfk
NECのPCのワンタッチスタートボタン機能に関するプログラムです。
無効にしないほうがよいと思います
無効にすると音量調節の際にボリュームの画面表示が出なくなり不便だと思います。
NPSpeed
NECのパソコンのシステム管理ソフトでバッテリーとCPU負荷をモニターします
Rからはじまる常駐プログラム
RTHDCPL
オーディオドライバー Realtek 関連のブログラムです。 無効はおすすめできません。
無効にすると音が出なくなります。
Realtek HD
オーディオマネージャ
オーディオ関連のプログラムです。無効にしてはいけません。
Tからはじまる常駐プログラム
TINTSETP
日本語入力に関連するプログラムなので無効にしてはいけません。
tvrc
NEC製のパソコン、Valuestarのテレビのリモコン関連のプログラムです。
Wからはじまる常駐プログラム
Wlman
NEC製のノートパソコンのワイヤレスネットワーク接続関連のプログラムです。
※常駐ソフトの無効（停止）は、くれぐれも慎重に行ってください！