デスクトップパソコンを購入してある程度たつと
もっとサイズの大きな液晶モニターに交換してみたくなる場合があります。
周辺機器やパーツを割りと簡単に交換できるのが、デスクトップパソコンの
長所のひとつです。
では、モニターを選ぶとき、どんなことに注意したらいいのか?
私の経験を踏まえて説明していきます。
目次
PCの液晶モニターのサイズについて
特別な理由がないかぎり
新しくモニターを購入するなら、現在使用しているサイズと同等か
それ以上のサイズを購入することをおすすめします
モニターのサイズが大きいほど視認性がよいですし。視力の悪い人にも有利です。
また大画面になると、ブログの更新やエクセルなども使いやすくなると思います。
それではまず
液晶モニターのサイズが違うと、どれくらい画面の大きさが違うのかについて
説明したいと思います。
●モニターのインチごとの画面の縦横サイズ
現在、主に発売されている縦横比のサイズです。
(ワイド画面16:9の場合です)
古いモニターになると縦横比が4対3というのもあります。
ちなみに画面のサイズは、対角線の長さで決まります!
例えば、19インチのモニターの場合
対角線の長さは、19×2.54=48.26センチになります
以下は、すべておよその値です(ご了承ください)
1インチは約2.54センチです
19インチ →縦 23.5センチ 横 42.0センチ
19.5インチ→縦 24.3センチ 横 43.2センチ
20インチ →縦 24.9センチ 横 44.3センチ
20.7インチ→縦 25.8センチ 横 45.8センチ
21.5インチ→縦 26.8センチ 横 47.6センチ
22インチ →縦 27.4センチ 横 48.7センチ
23インチ →縦 28.6センチ 横 50.9センチ
23.8インチ→縦 29.6センチ 横 52.7センチ
24インチ →縦 29.9センチ 横 53.1センチ
27インチ →縦 33.6センチ 横 59.8センチ
※あくまでも目安です
モニターの解像度について
新しいモニターを購入するのであれば、ほぼ、FullHD(フルハイビジョン)に対応していると
思いますが、中古のモニターを購入する場合は、解像度を確認したほうがよいです。
当然フルハイビジョンの方が画質がいいです。(4Kはのぞいて)
解像度
FullHD フルハイビジョン (1920×1080)
HD ハイビジョン (1280×720)
SD 標準画質 (720×480)
※参考までに
4K(3840×2160)
やはり4Kは、圧倒的な解像度ですね。
SD画質にしか対応していないと、せっかくPC用のテレビチューナーを購入しても
綺麗な画質(フルハイビジョン)で視聴することはできません。
また中古でモニターを購入するときは、HDCPに対応しているかもチェックしてください
HDCPに対応していないとハイビジョンや、フルハイビジョンでの視聴ができません。
また、解像度は、モニターのサイズと関係ありません。
19インチでもFullHD (1920×1080)に対応している場合もありますし、
サイズが大きい24インチでもFullHDに対応していない場合があります。
最近のモニターでFullHDに対応していないものは、
ほぼないとは思いますが一応チェックはしておいたほうが
よいかもしれません。
モニターの液晶の種類について!
グレア(光沢)かノングレア(非光沢)のどちらにするか?
液晶パネルは、2種類あります。
グレアパネル(光沢液晶)とノングレアパネル(非光沢液晶)です。
これは、人の好みのよって大きく分かれるところです。
液晶モニターは長く使う周辺機器なので、購入する前に
しっかりとどちらを選ぶか決めておきましょう
●グレアパネル(光沢液晶)の特徴
表面が、ピカピカしていて、液晶が綺麗です。
全体的に画面が明るい印象を受けます。
ここが一番の特徴だと思います。
写真や動画を見てもコントラストがハッキリしていて、鮮やかで、光沢もあり
綺麗に見えます。
●ノングレアパネル(非光沢液晶)の特徴
画面の色合いが、少し地味な感じがしますが、長時間使用しても目が疲れにくいです。
これは、表面がツヤツヤしていないため、外光の映り込みが少ないからです。
どちらがいいとは、一概に言えません。
好みによります。
初めて液晶を購入する方は、
私の個人的な意見としては、必ず、グレアとノングレアの液晶の違いを実店舗で一度
体感することをおすすめします。
ちなみに私は、長時間パソコンを使うので、デスクトップパソコンは、ノングレアの液晶を買い続けています。
ノートパソコンは、グレアです。
画質を優先するならグレア
一日に長時間PCを使うなら、ノングレア
という感じになるのかもしれませんが、最近のノングレアパネルは、技術的にかなり進化して
いると思います
液晶パネルの駆動方式の違い
先ほどは、パネルの液晶の種類についての説明でしたが
今度は、パネルの駆動方式の違いです
液晶パネルの駆動方式は、3種類あります
TN、VA、IPS です
簡単に説明します。
方式が違うと視野角と応答速度に違いがあります。
視野角→簡単に説明すると、視野角が広いほど、モニターを斜めから見ても正面から見るのと
同じように綺麗に見えます
しかし視野角が狭い場合、正面からは、綺麗に見えますが、斜めから見ると液晶モニターが
黒ずんで見えたりします。
応答速度→応答速度が速いほど、速い動きに強いです。応答速度が遅いと
素早い動きなどのシーンで残像が残ることがあります。
応答速度には、10ms、5ms、1msなどがありますが、
この中で一番応答速度が速いのは1msになります。
逆にこの中で一番応答速度が遅いのは、10msになります。
●TN方式
現在最も多く使用されている方式です。値段が安いというメリットがあります。
しかしその反面、VA方式やIPS方式に比べて視野角で劣ります。
●VA方式
TN方式より視野角が広く、応答速度に優れています。コントラストも優れています。
●IPS方式
3種類の中では一番、視野角が広いです。また画質もいいです。しかしその反面、応答速度が
若干遅いです。
※オーバードライブで速い応答速度に対応している製品も有ります。
●値段では一般的に
IPS>VA>TN
で一番値段が高いのがIPSになると思います
●また色の再現性(画質)も基本的に上と同じ順位になると思われます
IPS>VA>TN
●応答速度は、通常、
VA>TN>IPS
ですが、IPSも応答速度に対応している製品もありますので
一概に、比較できない場合もあります。
これについては、実際に、商品の基本仕様表で記載されているはずですので
応答速度を個別に確認したほうがよいです。
また、やはり実際に店舗で見比べてみるのが一番よいでしょう
ちなみに、私は、TNパネルを使っていますが、動画を見ても写真を見ても
それほど劣っているとは思いません。
まあこの辺は、個人差がありますので、なんともいえませんが。
TN方式もかなり進化しているのではないでしょうか。
気になる方は、店舗で比較したり、
クチコミサイト等で調べてみるとよいと思います。
スピーカー内蔵タイプか、スピーカーなしか?
モニターを探していると、性能の割に値段が安いと思ってよくみると
スピーカーが内蔵されていないモニターもあります。
この辺も内臓スピーカーが必要なのか、必要ないのか、
しっかりと事前に決めておきましょう。
●モニターの付属品(接続コード関係)も確認しておきましょう
特に中古の場合、付属品無しの場合もあります。
中古モニターを購入するときの注意
まとめてみました
●HDCPに対応してるものを購入したほうがよい
(フルハイビジョン対応)
●スピーカーが内蔵されているかどうか?のチェック
●付属品のチェック
●モニターの規格
特にこだわりがない場合、現在主流の
モニターの規格
16対9のものを選んだほうがいいと思います
モニターメーカーの原産国(本社の所在国)
最近は、安価で色々なモニターが販売されていますが、
どこの国のメーカーなのかを調べてみました。
BenQ→台湾製
LG→韓国製
ASUS→台湾製
Acer→台湾製
I-O DATA→日本製
Dell→アメリカ製
iiyama→日本製
Philips→オランダ製
EIZO→日本製
ヒューレット・パッカード→アメリカ製