俳優にとって名誉のある賞のひとつに日本アカデミー賞があります。
格式のある賞のため、歴代の受賞者、受賞作品には、名優、名作が名を連ねています。
今回の記事では、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞にスポットをあてて、歴代の受賞者にはどんな方がいらっしゃるのか?
また、受賞回数の多い方を調べてみました。
今回の記事の内容
●日本アカデミー賞の年代別受賞者について
→日本アカデミー賞の史上最年少受賞記録!
●最優秀主演男優賞と女優賞の受賞回数ランキング
→受賞回数の多い俳優について
→最優秀主演男優賞に多い血液型は?
→最優秀主演女優賞に多い血液型は?
●最優秀監督賞の受賞回数ランキング
●意外にも最優秀主演男優賞・女優賞を受賞していない方々
などについて調べてみました。
目次
日本アカデミー賞の歴代受賞者
日本アカデミー賞は、アメリカの本家のアカデミー賞より正式な許諾を得て1978年より毎年開催されています。
日本アカデミー賞には、作品賞、アニメーション作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞などがありますが、今回は、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞について調べてみました。
日本アカデミー賞の歴代受賞者(主な賞について)
開催年 回数 |
最優秀 監督賞 |
最優秀 主演男優賞 |
最優秀 主演女優賞 |
最優秀 助演男優賞 |
最優秀 助演女優賞 |
2019年 第42回 |
是枝裕和 | 役所広司 | 安藤サクラ | 松坂桃李 | 樹木希林 |
2018年 第41回 |
是枝裕和 | 菅田将暉 | 蒼井優 | 役所広司 | 広瀬すず |
2017年 第40回 |
庵野秀明 樋口真嗣 |
佐藤浩市 | 宮沢りえ | 妻夫木聡 | 杉咲花 |
2016年 第39回 |
是枝裕和 | 二宮和也 | 安藤サクラ | 本木雅弘 | 黒木華 |
2015年 第38回 |
山崎貴 | 岡田准一 | 宮沢りえ | 岡田准一 | 黒木華 |
2014年 第37回 |
石井裕也 | 松田龍平 | 真木よう子 | リリー・フランキー | 真木よう子 |
2013年 第36回 |
吉田大八 | 阿部寛 | 樹木希林 | 大滝秀治 | 余貴美子 |
2012年 第35回 |
成島出 | 原田芳雄 | 井上真央 | でんでん | 永作博美 |
2011年 第34回 |
中島哲也 | 妻夫木聡 | 深津絵里 | 柄本明 | 樹木希林 |
2010年 第33回 |
木村大作 | 渡辺謙 | 松たか子 | 香川照之 | 余貴美子 |
2009年 第32回 |
滝田洋二郎 | 本木雅弘 | 木村多江 | 山崎努 | 余貴美子 |
2008年 第31回 |
松岡錠司 | 吉岡秀隆 | 樹木希林 | 小林薫 | もたいまさこ |
2007年 第30回 |
李相日 | 渡辺謙 | 中谷美紀 | 笹野高史 | 蒼井優 |
2006年 第29回 |
山崎貴 | 吉岡秀隆 | 吉永小百合 | 堤真一 | 薬師丸ひろ子 |
2005年 第28回 |
崔洋一 | 寺尾聰 | 鈴木京香 | オダギリジョー | 長澤まさみ |
2004年 第27回 |
森田芳光 | 中井貴一 | 寺島しのぶ | 佐藤浩市 | 深津絵里 |
2003年 第26回 |
山田洋次 | 真田広之 | 宮沢りえ | 田中泯 | 北林谷栄 |
2002年 第25回 |
行定勲 | 窪塚洋介 | 岸惠子 | 山崎努 | 柴咲コウ |
2001年 第24回 |
阪本順治 | 寺尾聰 | 吉永小百合 | 佐藤浩市 | 原田美枝子 |
2000年 第23回 |
降旗康男 | 高倉健 | 大竹しのぶ | 小林稔侍 | 岸本加世子 |
1999年 第22回 |
平山秀幸 | 柄本明 | 原田美枝子 | いかりや長介 | 麻生久美子 |
1998年 第21回 |
今村昌平 | 役所広司 | 黒木瞳 | 西村雅彦 | 倍賞美津子 |
1997年 第20回 |
周防正行 | 役所広司 | 草刈民代 | 竹中直人 | 渡辺えり子 |
1996年 第19回 |
新藤兼人 | 三國連太郎 | 浅野ゆう子 | 竹中直人 | 乙羽信子 |
1995年 第18回 |
深作欣二 | 佐藤浩市 | 高岡早紀 | 中井貴一 | 室井滋 |
1994年 第17回 |
山田洋次 | 西田敏行 | 和久井映見 | 田中邦衛 | 香川京子 |
1993年 第16回 |
周防正行 | 本木雅弘 | 三田佳子 | 竹中直人 | 藤谷美和子 |
1992年 第15回 |
岡本喜八 | 三國連太郎 | 北林谷栄 | 永瀬正敏 | 和久井映見 |
1991年 第14回 |
篠田正浩 | 岸部一徳 | 松坂慶子 | 石橋蓮司 | 石田えり |
1990年 第13回 |
今村昌平 | 三國連太郎 | 田中好子 | 板東英二 | 市原悦子 |
1989年 第12回 |
佐藤純彌 | 西田敏行 | 吉永小百合 | 片岡鶴太郎 | 石田えり |
1988年 第11回 |
伊丹十三 | 山崎努 | 宮本信子 | 津川雅彦 | かたせ梨乃 |
1987年 第10回 |
深作欣二 | 緒形拳 | いしだあゆみ | 植木等 | 原田美枝子 |
1986年 第9回 |
澤井信一郎 | 千秋実 | 倍賞美津子 | 小林薫 | 三田佳子 |
1985年 第8回 |
伊丹十三 | 山崎努 | 吉永小百合 | 高品格 | 菅井きん |
1984年 第7回 |
五社英雄 | 緒形拳 | 小柳ルミ子 | 風間杜夫 | 浅野温子 |
1983年 第6回 |
深作欣二 | 平田満 | 松坂慶子 | 風間杜夫 | 小柳ルミ子 |
1982年 第5回 |
小栗康平 | 高倉健 | 松坂慶子 | 中村嘉葎雄 | 田中裕子 |
1981年 第4回 |
鈴木清順 | 高倉健 | 倍賞千恵子 | 丹波哲郎 | 大楠道代 |
1980年 第3回 |
今村昌平 | 若山富三郎 | 桃井かおり | 菅原文太 | 小川眞由美 |
1979年 第2回 |
野村芳太郎 | 緒形拳 | 大竹しのぶ | 渡瀬恒彦 | 大竹しのぶ |
1978年 第1回 |
山田洋次 | 高倉健 | 岩下志麻 | 武田鉄矢 | 桃井かおり |
●備考
佐藤浩市さんと三國連太郎さんは、親子で最優秀主演男優賞を受賞しています。
倍賞千恵子さんと倍賞美津子さんは、姉妹で最優秀主演女優賞を受賞しています。
最近でいえば、菅田将暉さんは、25歳の若さで最優秀主演男優賞を受賞しています。
日本アカデミー賞の史上最年少受賞記録!
※もし間違っていたらすみません。
●最優秀主演男優賞
窪塚洋介さん
当時21歳で受賞しています。
●最優秀主演女優賞
和久井映美さん
当時21歳で受賞しています。
●最優秀助演女優賞
長澤まさみさん
当時17歳で受賞しています。
これは、新人賞を除く他の賞でも史上最年少です!
●最優秀監督賞
石井裕也さん
当時30歳で受賞しています。
最優秀主演男優賞と女優賞の受賞回数ランキング
最優秀主演男優賞受賞回数ランキング!
現時点(1~42回)での記録です
順位 | 俳優名 | 受賞回数 | 身長・血液型 |
1 | 高倉健 | 4 | 180センチ・B型 |
2 | 緒形拳 | 3 | 173センチ・B型 |
2 | 三國連太郎 | 3 | 178センチ・AB型 |
2 | 役所広司 | 3 | 179センチ・AB型 |
3 | 山崎努 | 2 | 174センチ・A型 |
3 | 西田敏行 | 2 | 166センチ・B型 |
3 | 本木雅弘 | 2 | 174センチ・A型 |
3 | 佐藤浩市 | 2 | 182センチ・A型 |
3 | 寺尾聰 | 2 | 176センチ・A型 |
3 | 吉岡秀隆 | 2 | 172センチ・A型 |
3 | 渡辺謙 | 2 | 184センチ・A型 |
この記事を書いている時点で、上記のように複数回、最優秀主演男優賞を受賞している方は、11人です。
偶然なのですが、O型の方が一人もいらっしゃらないのが少し不思議でした。
最優秀主演男優賞に多い血液型は?
今まで(1~42回まで)に最優秀主演男優賞を受賞されている方26人、すべての方の血液型を調べてみました。
すると以下のようになりました。
最優秀主演男優賞に多い血液型
現時点(1~42回)での記録です
血液型 | 人数 | 割合 | 日本人の血液型の割合 |
A型 | 13人 | 約54% | A型→約37% |
B型 | 6人 | 25% | B型→約22% |
AB型 | 3人 | 12.5% | AB型→約9% |
O型 | 2人 | 約8% | O型→約32% |
不明 | 2人 | ||
合計 | 26人 |
最優秀主演女優賞受賞回数ランキング!
最優秀主演女優賞受賞回数ランキング
現時点(1~42回)での記録です
順位 | 女優名 | 受賞回数 | 身長・血液型 |
1 | 吉永小百合 | 4 | 155センチ・O型 |
2 | 松坂慶子 | 3 | 162センチ・A型 |
2 | 宮沢りえ | 3 | 167センチ・B型 |
3 | 大竹しのぶ | 2 | 158センチ・A型 |
3 | 樹木希林 | 2 | 160センチ・A型 |
3 | 安藤サクラ | 2 | 160センチ・A型 |
この記事を書いている時点で、上記のように複数回、最優秀主演女優賞を受賞している方は、6人です。
最優秀主演女優賞に多い血液型は?
賞を受賞している女優の方々の血液型についても調べてみました。
すると以下のようになりました。
最優秀主演女優賞に多い血液型
現時点(1~42回)での記録です
血液型 | 人数 | 割合 | 日本人の血液型の割合 |
A型 | 18人 | 約58% | A型→約37% |
O型 | 7人 | 約23% | O型→約32% |
B型 | 5人 | 約16% | B型→約22% |
AB型 | 1人 | 約3% | AB型→約9% |
不明 | 1人 | ||
合計 | 32人 |
最優秀監督賞の受賞回数ランキング
最優秀監督賞受賞回数ランキング
現時点(1~42回)での記録です
順位 | 監督名 | 受賞回数 | 出生地 |
1 | 山田洋次 | 3 | 大阪府 |
1 | 今村昌平 | 3 | 現東京都 |
1 | 深作欣二 | 3 | 茨城県 |
1 | 是枝裕和 | 3 | 東京都 |
2 | 伊丹十三 | 2 | 京都府 |
2 | 周防正行 | 2 | 東京都 |
2 | 山崎貴 | 2 | 長野県 |
この記事を書いている時点(第42回まで)で、上記のように複数回、最優秀監督賞を受賞している方は、7人です。
意外にも最優秀主演男優賞・女優賞を受賞していない方々
私の個人的な感想をいえば、
男性でいえば、
堤真一さん、堺雅人さん、山田孝之さん
女性でいえば、
綾瀬はるかさん、新垣結衣さん、吉高由里子さん、
が最優秀主演賞を受賞したことがないのが意外でした。
早く受賞されることを願っています。
また、堤真一さんが、まだ最優秀主演男優賞を受賞されていないのは、とても意外でした。