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SMR方式のハードディスクをシステムドライブに使用している人はどれくらいいるのか?

実は、2019年の10月にデスクトップパソコンを購入したのですが、後になって、システムドライブが、SMR方式のハードディスクであることがわかりました。容量は、2TBです。

パソコンには、ある程度、詳しいつもりでいましたが、ハードディスクにSMR方式とCMR方式の2つの書込み方式があることをついこの間まで知りませんでした(笑)

ただ、なんとなく、回転数が、7200rpmのハードディスクの方が、5400rpmに比べて処理速度が速い。その代わり、5400rpmのハードディスクのほうが、音が静かで消費電力が少なく、値段も安いということは、知っていました。

最近の5400rpmのハードディスクの性能は、年々上がっており、書き込み速度、読み込み速度ともに、7200rpmのハードディスクとほとんど変わらないくらいまで進化していることも知っています。

話を元に戻しまして、

特に問題もなく、ほぼ快適に、システムドライブがSMR方式のHDD(ハードディスク)のデスクトップPC1年ほど使っていたのですが、ある日、ふとしたきっかけで、システムドライブがSMR方式のHDDだということがわかりました。

今回の記事では、

実際に、システムドライブがSMR方式のHDDのPCを使ってみた感想、

CMR方式とSMR方式の違い、

SMR方式のHDDの普及速度が思ったよりも速まっていること、

SMR方式のHDDを少しでも快適に使う方法、

HDD派の私が、最終的に下した決断などに、ついて書いてみたいと思います。

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私が、今回、システムドライブをあえてHDDにした理由!

現在販売されているPCのシステムドライブは、SSDが、主流になっていますが、あえて、私が、システムドライブがHDDのPCを購入した理由を簡単に書いてみたいと思います。

恐らく、現在(2020年10月)では、ほとんどの方が、システムドライブ(基本的にCディスク)にSSDを使っている人が多いと思います。

SSDは、処理速度が非常に速く、起動もHDDに比べてかなり高速です!

しかし、値段の問題や大容量のストレージが欲しい方で、今でもHDD(ハードディスク)に根強い人気があるのも事実だと思います。

今回、デスクトップPCを購入するにあたって、実は、システムドライブをSSDにする選択もあったのですが、あえて、HDDにしました。

私が、今回、システムドライブをハードディスクにした理由!

以下のような理由です

●値段が安くて大容量のHDDを購入することができる。

SSDが、高速で大変便利なのは、充分承知しているのですが、魅力なのは、HDDの値段です!例えば、2TBのHDDとSSDの値段を比べてみると実勢価格では、HDDは、7千円前後に対して、SSDは、2万5千円以上します。

その値段の差は、約3.5倍になります。HDDと比べると、まだまだ、SSDは、高価といえます。

●頻繁にデータの移動をする。

SSDは、大変便利ですが、基本的に、データの書き込み容量に制限(上限)があります。

ひとつの目安になるのが、TBWです。このTBWの数値が大きいほど耐久性があるといわれています。

ただし、あくまでもSSDの寿命を測る目安の一つでしかなく、TBWの値に達していなくても使い方によっては、それよりも早く故障する場合もあります。

というわけで、私は、データ移動を頻繁に行うので、今回は、システムドライブをHDDにしました。

●SSD+HDDという組み合わせより、大容量のHDD1つで済ませたかった。

システムドライブをSSDに、セカンドストレージをHDDにという選択肢もあったのですが、なんとなく、面倒で、1つにまとめたかったというのHDDを選んだ理由です。

●HDDの方が使い慣れてるので、HDDの寿命がわかりやすい!

これも大きな理由です。

HDDは、調子が悪くなってくると、その兆しが、ハッキリと現れることが多いです。

また、有名なフリーソフト「クリスタルディスクインフォ」を使い、初めは、「正常」だったのが、「注意」に変わると、そろそろ寿命だなと推測することができます。

そうなってから、HDDのクローンを作って、新しいHDDと交換すれば、問題なくHDDの入れ替えができます。

ちなみに、このフリーソフトは、大変優秀で、今まで、HDDの診断で「正常」からいきなり壊れたことは、私の経験上、一度もありません。私の場合ですが、壊れるときは、必ず、「注意」もしくは、「異常」と表示されてから壊れています。

そのため、HDDは、使っていて、安心感があります。

※ちなみに今まで20以上のHDDを使用したことがあります。

しかし、SSDの場合、寿命を判断する基準総書込み量(NAND)などがありますが、実際に購入した方の、ブログを拝見させていただくと、TBWの数値の前に壊れた、もしくは、「クリスタルディスクインフォ」で93%なのに、壊れたという方の報告がいくつかありました。

やはり、HDDの方が、SSDより寿命がわかりやすく、安心できるというのが私の考えです。

●SSDは、グレードによって耐久性や処理速度がかなり違う。

これも今回HDDを選んだ理由のひとつです。

SSDには、ランクが、色々あり、以下のような性能の序列になっています。

左の方が、性能がよく、耐久性も優れています。

SLC >MLC >TLC > QLC > PLC

正直、使用して、満足できるのは、TLC以上でしょう。

それより下だとせっかくSSDにしてもその速さをあまり実感できない可能性があります。

●SSDは、換装がやや面倒

実は、これも最近知ったのですが、フリーソフトなどで、HDDをSSDに換装したり、SSDをより大きなサイズのSSDに換装する場合、SSDのクローンを作って、PCが起動しても、SSDのアライメントを調節する必要があるようです。

もし、アライメントがずれていると、PCは、動きますが、本来の書き込み、読み込み速度が発揮できません。

しかし、将来的には、システムドライブをSSDにするつもりです!

その最大の理由が、書き込み方式がCMR方式のHDDが年々減少して、逆に、SMR方式のHDDが増え続けていることです!

CMR方式とSMR方式の違いについて!

現在、HDDには、CMR方式とSMR方式の2種類の書き込み方式があります。

CMR方式について

以前から使われているHDDの書き込み方式です。

書き込み速度が速く、安定しています。また耐久性もSMR方式よりも高いと、一般的には考えられています。

値段は、同じ容量ならSMR方式よりも高い場合が多いです。

SMR方式について!

SMR方式は、Seagate(シーゲイト)社が開発した最新技術です。

廉価(安価)で大容量のHDDを製造することができるのが特徴です。

2つの方式の大きな違いは、

CMR方式は、トラックは、隣接していても、お互いに干渉しない仕組みになっています。また、部分的な書き換えの場合、キャッシュメモリを利用しません。

しかし、SMR方式の場合は、瓦式と呼ばれるように、トラックを重ね合わせているため、部分的にデータを書き込む際にも、互いのブロックに干渉します。

極端な言い方をすれば、キャッシュメモリを使って二段階書き込みが行われます。

つまり、書き込み速度に関していえば、書き込みの際に、別のトラックに干渉しないCMR方式の方が速いということになります。

ただ、SMR方式も日々進化しています。そのため、出始めたころに比べると、書き込み速度が、かなり速くなってきているのも事実です。

そのため、HDDの処理速度をベンチマークソフトで調べても、読み込み速度、書き込み速度が、CMR方式に比べて、それほど変わらなくなってきました。

しかし、SMR方式は、基本的に、ランダムアクセスに弱い傾向があります。

なぜ、SMR方式のHDDが増え続けているのか?

それは、なんといっても、安価で大容量のHDDが作れるからでしょう。

もし、CMR方式で大容量のHDDを作るとSMR方式に比べて、かなりのコストがかかると思われます。

そのため、CMR方式からSMR方式のHDDに切り替わっているのは、容量の多いHDDが多い傾向があります。

またメーカーとしてもコストが削減できるので、これからもHDDの中で、SMR方式が占める割合は、ますます増えていくことでしょう。

また、現在のところ、HDDの外観でCMR方式とSMR方式を区別することは、できません。

さらには、HDDの診断ソフトなどを使っても、基本的に、CMR方式とSMR方式を明確に見分けることはできません。

システムドライブがSMR方式のPCを実際に、使ってみた素直な感想

結論からいうと、私は、意識しないと気が付きませんでした。

まあ、それだけSMR方式のHDDも進化してきているのでしょう。

正直、使ってみて、それほど不便なことはないです。

使用している品番は、あえて公開しません。しかし、誰もが知っている海外の有名なメーカーです。

ただし、もちろん、一度でもSSDを使ったことがある人は、遅さが気になるでしょう。

しかしそれは、HDDが、CMR方式でもSMR方式でも、SSDに比べると、処理速度では、到底かなわないので仕方ないことだと思います。

しかしシステムドライブにHDDしか使ったことがない方は、

SMR方式のHDDをシステムドライブに使っても、恐らく、意識しないと、気が付かない可能性があります。

それだけ、現在のSMR方式のHDDが進化しているということの証でもあります

ただ、PCを使用中に、たまに、遅くなることもあります。

次の章では、私が、システムドライブが、SMR方式のHDDだと気が付いたきっかけについて書いてみたいと思います。

なぜ、システムドライブがSMR方式だと気づいたか?

私が、システムドライブのHDDの型式、書き込み方式を調べるきっかけになったのは、以下のことがあったからです

●PCの起動直後、スムーズに操作できるようになるまでの時間がやや長い

PCを起動した直後は、システムドライブが、HDDであれば、CPUのスペックに関わらず、ソフトの起動やファイルを開くのに、少しもたついたり、PC起動直後に、ネットに接続して、すぐに、ブラウザを開こうとしても、もたつくことがあります。

これは、システムドライブがHDDの場合、他のPCでも何度も経験しています。

しかし、少し気になったのは、

ノートパソコンの方が、CPUのスペックが低いのに、PCを起動してからスムーズに動作するまでの時間が、やや速いことです。

※ノートパソコンのシステムドライブは、CMR方式のHDDです

また、以前使っていたデスクトップPCに比べても、快適に動くまでの時間がやや長くかかる感じを受けました。

ただ、それほど、気にしない方は、気にならないかもしれません。

●ネットに接続してから、数分間は、頻繁にディスクの使用率が100%近くになる

これは、HDDがSMR方式であることとは直接関係ないのかもしれませんが、ネットに接続してサイトを閲覧する際に、接続後、数分間は、動作が重くなることが、よくあります。

この動作が重い時間もひとつ前に使っていたPCよりもやや長く感じました。
※もちろん、CPUのスペックは、現在のPCの方がはるかに上です。

気になって、タスクマネージャーから、CPU、メモリ、ディスクの使用率を調べてみるとCPUもメモリも、ほとんど使われていないのに、ディスクの使用率が極めて高く、ネット接続開始5分以内だと、ディスクの使用率が100%近くなることが多々あります

こちらも、スペックが若干劣るノートパソコンと比べてみたのですが、やはりネット接続時、数分間は重くなりますが、気になるほどではありません。また動作が重く感じる時間もやや短いです。

また、ノートPCのネット使用時のディスク使用率も調べてみましたが、デスクトップ(SMR方式)に比べて、ディスクの使用率がやや低く、また、不思議なことに、ディスクの使用率が100%になっても、もちろん動作は重くなりますが、操作はできました。

しかし、デスクトップ(SMR方式)の方は、ディスクの使用率が100%になってしまうと、準フリーズ状態になり、まれにですが、ネットでのサイト閲覧に支障がでることがありました。

それが、最も大きく現れたのが、以下の場面の時です。

●Windowsアップデートの際に、まれに、動作が、非常に遅くなり、ブラウザの検索欄に文字を入力することさえできなくなる場合があった。

Windowsアップデートの際は、どのPCでも動作が重くなりますが、アップデートの項目が多いときは、ブラウザの検索欄に文字を入力することもできなくなったことが、何度かありました。

まあ、Windowsアップデートの時は、作業しないで、アップデートが終わってから作業すれば済むことなのですが(笑)

そして、この時、あまりにも、動作が重いので、ノートパソコンの方も同じなのかと思い、Windowsアップデートを行いながら、ネットで検索してみたのですが、アップデートの項目数が同じなのに、ノートパソコンの方は、動作が重いなりにも、ちゃんとブラウザの検索欄に文字を入力することができ、サイトの閲覧も可能でした。

この時に、さすがに、スペックが高いPCの方が、ブラウザの検索欄に、文字入力すらできないのは、おかしいと思い、「クリスタルディスクインフォ」でHDDの型番を調べて、その型番をネットで検索して、そのHDDがSMR方式だということがわかりました。

それでも、PCを使うのに、それほど苦では、ないので、このままSMR方式のHDDをシステムドライブで使えるまで使おうと思っていたのですが・・・

先程も少し触れましたが、HDD業界の状況が変わってきました。

私のように、HDD派の方には、現在は、ターニングポイントなのかもしれません。

果たして、システムドライブにSMR方式のHDDを使っている人はどれくらいいるのか?

これについては、正確な答えを出すのは、難しいです。

そのため、システムドライブにSMR方式のHDDを使っている方をネットで調べてみようと思ったのですが・・・

そもそもHDDをシステムドライブに使っている方を探すことすら難しく・・・

圧倒的に多かったのは、

●システムドライブには、SSDを使って、HDDは、データ保存用に使うのがベストではないか?という意見です。

この考え方が、半数以上でした。

次に多かったのが、もう少し具体的な意見で、

●システムドライブにはSSDを使って、セカンドストレージとして内蔵HDDを増設するのがいい方法ではないか?

そして、その次あたりに

●システムドライブに使うなら、CMR方式のHDDを使った方がいいと思うという意見でした。

結局、システムドライブには、CMR方式のHDDがいいとか?SMR方式のHDDがいい?という意見は、ほとんど探すことができませんでした。

掲示板で、質問している方は、何人か、いましたが、その回答も、システムドライブは、SSDにした方がいいという意見が圧倒的でした。

時代の流れですね~

今回ネットで調べてみた感想としては、多くの方、いや、ほとんどの方が、システムドライブには、SSDを使っているということがわかりました。

※あくまでも私がネット上で調べた結果です。調べ方によっては、違う結果になる場合もあります。

HDD派だった私が、SSDへの交換を考え始めた理由!

PCのシステムドライブがSMR方式のHDDだった。現在、特に不便はないが、今のHDDが古くなったら、次は、使い慣れているCMR方式のHDDに交換しよう。

初めは、軽い気持ちでそう思っていたのですが・・・

HDD業界の状況がかなり変わっていることに気が付きました。

HDD派だった私が、HDDからSSDに代えることを考え出したのは、SMR方式が広く普及し始めたことです。

それもかなりの速さで・・・

さらに驚いたのは、色々なメーカーが、主力商品でもSMR方式のHDDを販売し始めたことです。

それだけ、現在のSMR方式の技術が、進歩しているということなのだと思いますが・・・

ちなみに、世界最大手のHDDメーカーのWD(ウェスタンデジタル)の主力商品でも、SMR方式を使っていることが発表されています。

もちろん、他のメーカも同様です!

ちなみにWDの主力商品のCMR方式とSMR方式についてみてみると!

2020年の4月22日に発表!2020年の6月23日にも追加で発表!

WD Red WD Red Pro WD Blue WD Black WD Purple
3.5
インチ
1TB以下 CMR CMR CMR CMR CMR
2TB – 6TB SMR CMR SMR / CMR CMR CMR
8TB以上 CMR CMR CMR
2.5
インチ
500GB以下 CMR SMR / CMR
1TB CMR SMR SMR
2TB SMR

茶色の太字がSMR方式です

参考にさせて頂いたサイト

https://blog.westerndigital.com/wd-red-nas-drives/

驚いたのは、24時間365日、常時稼働環境向けのWD RedにもSMR方式が採用されていることです。

HDDメーカーが、本気で、SMR方式に、かじを切り始めたことがわかるような気がしました。

また、もうひとつ驚いたのは、WDで最も一般的でリーズナブルなWD Blueの2TB~6TBには、容量によって、CMR方式とSMR方式があるということです。

これについては、

以下のページでより詳しく解説されています(公式サイト)

https://blog.westerndigital.com/wp-content/uploads/2020/07/WD_SMR_SKUs_vDS.pdf

上記によると

WD Blue 3.5インチでは、
2TB:WD20EZAZ
6TB:WD60EZAZ

がSMR方式だということがわかります。

他にもWD Redにも詳しい品番が表示されています。

これから、さらにSMR方式のHDDが普及して、ひょっとするとCMR方式のHDDは、価格の高い上位版でしか手に入らなくなるかもしれません。

もしそうなるとしたら、HDDの値段の高い上位版を購入するよりSSDを購入した方が得なのでは?と私は、思い始めました。

現状のデスクトップパソコン(SMR方式のHDD搭載)に大きな不満は、ありませんが、HDDの世の流れが、SMR方式へということならば、

私もシステムドライブには、HDDからSSDにと思い始めたのです。

システムドライブがHDDの場合、少しでも動作を快適にする方法は?

システムドライブがHDDのPCが遅くなる原因のひとつにディスクの使用率があります。

どんなに、CPUのスペックが高く、メモリを多く積んでいるPCでも、ディスクの使用率が高くなると、PCの動作が遅くなります。

現在、ディスクの使用率が高く、少しでもPCの動きを快適にしたいというなら、

一般的な方法には、「SysMain」を無効にする方法があります。

初期設定では、SysMainは、有効になっています。そのため、まるっきり無駄な機能ではありません。

しかし、ディスクの使用率が、常時高く、パソコンの動作が重い方には、「SysMain」を無効にすることで、PCの動作が軽くなることもあります。

「SysMain」とは?

SysMainは、事前に、使用頻度の高いソフトのデータを、空いているメモリに読み込こむことで、パフォーマンスの向上に役立ちます。

※もちろん、メモリの空き容量が充分にあることが前提です。
また、スペックが低いPCの場合は、「SysMain」の無効化を試してみる価値があるかもしれません。

SysMainを無効にする方法!

※試す方は、自己責任で行って下さい。また、SysMainを無効にして、かえって不具合が起きるようならすぐに元に戻して下さい。

1、スタートボタンの上で右クリックして「コンピューターの管理」をクリックします。

下の図の赤枠部分の上で右クリックします

コンピューターの管理をクリックします

2、コンピューターの管理画面が開きますので、「サービスとアプリケーション」をクリックします。

3、右側の画面に「サービス」という項目が現れますので、その「サービス」をダブルクリックします。

4、サービスの一覧が表示されるので、その中から「SysMain」を探してダブルクリックします。

5、SysMain のプロパティの画面が開きますので、「スタートアップの種類」の横の「自動」をクリックして、「無効」にします。

※初期設定では、自動になっています。

6、「無効」にしたら次に、サービスの状態で「停止」をクリックします。
そして、「OK」をクリックします。

7、PCを再起動します。これで作業が完了です。

確かに「SysMain」を無効にすると、ディスクの使用率が下がる気がします。

注意事項!

ちなみに、Windowsアップデートで設定が元に戻る場合もあるようなので、定期的に、確認したほうがいいかもしれません

また、設定変更後、PCの調子が悪くなった場合は、すぐに、元の設定に戻した方がいいです。

「SysMain」を元の状態(無効→自動)に戻すには!

1、上記の手順5の画面、SysMainのプロパティの画面で、今度は、無効から「自動」に切り替えます。

この状態では、下にある「サービスの状態」の「開始」をクリックすることができないので、一度、一番下にある「OK」ボタンをクリックします。

2、再び「SysMainのプロパティ」の画面を開きます。

そして、サービスの状態の「開始」をクリックして、最後に「OK」をクリックします

3、PCを再起動します。これで「SysMain」が自動で作動する元の状態に戻ります。

補足!ノートパソコンとデスクトップパソコンをSSDにしてみました

近い将来、CMR方式のHDDが、もし価格の高い上位版に絞られた場合、

次回に、購入するときにかかる費用が、もう、SSDと比べてそれほど大差がないのなら、いくらHDD派の私でも、早めにSSDに交換しておいた方がいいと思い、思い切って、2台ともSSDに換装しました。

またSSDって本当に速いのか?ということも実際に、体験してみたかったという気持ちもあります。

実際にシステムドライブをHDDからSSDに変更してみた正直な感想!

●起動は確かに速くなった!

しかし、システムドライブがHDDでも元々高スペックのCPUを搭載しているPCやフォームウェアが「BIOS」ではなく、「UEFI」のPCは、元々起動が速いので、期待していたほど、劇的に起動時間が速くなることはありませんでした。また、Windows10では、初期設定で電源オプションの「高速スタートアップ」が有効になっていますので、それも関係しているのかもしれません。

それぞれの起動時間です!

●ノートパソコン

ファームウェア(マザーボードに保存されているプログラム):BIOS

システムドライブが、HDDのときの起動時間→ 1分50秒
※電源オプションの高速スタートアップがオンの状態

高速スタートアップがオフのときの起動時間は、測る前にSSDに交換したので、測っていません。

システムドライブをSSDにしたときの起動時間→ 38秒
※電源オプションの高速スタートアップがオンの状態

高速スタートアップがオフのときの起動時間→ 44秒

SSDに交換して約1分ほど起動時間が速くなりました。

●デスクトップパソコン

ファームウェア(マザーボードに保存されているプログラム):UEFI

システムドライブが、HDDのときの起動時間→ 40秒
※電源オプションの高速スタートアップがオンの状態

高速スタートアップをオフにしたときの起動時間→ 75秒

システムドライブをSSDにしたときの起動時間→ 33秒
※電源オプションの高速スタートアップがオンの状態

高速スタートアップをオフにしたときの起動時間→ 36秒

このように、2012年製の古いノートパソコン(core i7)は、1分ほど起動時間が速くなりましたが、2019年製のcore i5のPC(UEFI)の場合は、SSDにしても起動時間は、それほど変わりませんでした。

また、SSDなのに起動時間が遅く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ウイルス対策ソフトが完全に立ち上がるまでの時間を計測しました。
※ウイルス対策ソフトの起動時間は、10~15秒くらいです。

●音は、かなり静かになった!

HDDに比べると、圧倒的に音が静かになりました。

今までHDDを使ってきた私としては、あまりにも静かで最初は、落ち着かなかったほどです(笑)
特に、私は、いつも回転数が7200RPMのHDDを使っていたので、なおさら静かに感じます。さすがにSSDだと思いました。

HDDは、プラッター(磁気ディスク)をモーターで回転させる仕組みで、SSDは、モーターを使わない、フラッシュメモリに似たシステムなので当然ともいえます。

●PC起動後、すぐに、PCを快適に操作できるようになった!

私にとっては、これが一番ありがたいと感じました。
どんなに高スペックのPCでもシステムドライブが、HDDだと、どうしても、PC起動後2、3分は、動作がもたついてしまうことが多いです。

今までは、PC起動後、すぐにソフトを立ち上げようとしても、なかなか立ち上がらない。
また、起動後すぐに、ネットに接続してブラウザを起動しようとしても、やはり時間がかかりました。

しかしSSDに変えてみると、PC起動後でも、すぐに、PCが快適に動くようになりました。

●ディスクの使用率が、常時、極めて低い。そのため、PCの動作が軽い!

これも感動しました。
ネットの閲覧に関しては、アクセスするサイトのサーバーや、自分の回線環境が影響するのですが、それでも、SSDに変えてから、ネットの体感速度が上がったように感じます。

これは、PC起動後、ネットに接続後、すぐにブラウザを開けることや、新しいタブを開くときも速いことが理由だと思います。

そして、恐らく、ネットの体感速度が上がったように感じた一番の理由が、ディスクの使用率が、常時極めて低いことです。

システムドライブが、HDDのときは、ネットに接続すると、「Sysmain」などが、活発に働き、ディスクの使用率が、一時的に70~80%になりました。

そうすると、ネットの回線環境に関係なく動作が重くなったのですが、SSD変えると、ディスクの使用率が常時低いので、PCの動作が重くなることがほとんどなくなりました。

ちなみに、ネットに接続後、すぐに、タスクマネージャーから、ディスクの使用率を何度か確認しましたが、いつ見ても、だいたい1~10%に落ち着いています。

起動時間が、爆速になるかは、PCによってかなり違う!

よく、HDDをSSDに変えたらPCの起動が、爆速になった。または、SSDは、爆速だといわれるが、それは、あくまでも古い年式のPCのHDDをSSDに交換した場合だと思いました。

最近のある程度、高スペックのPCならHDDからSSDに交換しても、起動時間は、それほど変わらない可能性が高いと思います。とくにBIOSではなくUEFIだとなおさらでしょう。

実際、私の場合、デスクトップパソコンに関しては、起動時間が、10秒も変わりませんでした。

※もちろん、クリスタルディスクマークで、処理速度を調べて、ほぼカタログ値が出ていることを確認しています。

しかし、PCを頻繁に使う人間にとって、ディスクの使用率が常時低いのは、本当に、ありがたいと思いました。

ストレスなく、記事を書いたり、ネットの閲覧ができるようになりました。
そして起動後すぐに、PCが快適に作動してくれるのも本当にありがたいと思いました。

ただ、現在、私のように、SMR方式のHDDをシステムドライブにしている方も、それほど速さにこだわらない、Windowsのアップデートの際もアップデートが、終了するまで待っている方なら、基本的に、それほど問題なく使えると思います。

SSDに交換する際に悩んだのは、どのSSDを購入するか?

初めて、HDDからSSDに交換する際に、どのSSDを購入するかで、かなり悩みました。

●SSDの形状の種類(フォームファクタ)

SSDといっても、そのフォームファクタには、色々な種類があります。

調べてみると、現在では、「2.5インチ」が主流だとわかりました。ノートパソコンにもデスクトップパソコンにも使えます。

その他にも「M.2」という、より高速なタイプがあります。

「2.5インチタイプ」
2.5インチのHDDとほぼ同じ形状で同じサイズ。

「M.2タイプ」
形状は、パソコンのメモリと似ています。取り付け方も、メモリと同じように、マザーボードに直接差し込みます。
※マザーボードに「M.2」を差し込むスロットがあるPCでしか利用できません

「M.2」は、高速ですが、値段が高いです。それと、基本的に、ノートパソコンには、取り付けができません。私が、所有するデスクトップPCには、マザーボードに「M.2」の差込口がありましたが、値段が高いので、

今回は、最もスタンダードな「2.5インチ」のSSDを購入することに、決めました。

●次に、マルチレベルセルの種類

現在、販売されているのは、

SLC >MLC >TLC >QLC >PLC の5種類だということがわかりました。

左のタイプほど高性能です。

SLC、MLCはかなり高額なので、

現在、最も市場に出回っているTLCタイプにすることに決めました。

それより下のランクになると、書き込み速度が、かなり遅くなるようです。

●次に、どのメーカーのSSDを購入するか?

HDDは、現在までに20以上は、購入しているので、自分の中の優先順位が、日立、東芝、WD、シーゲイトと決まっているのですが、SSDは、HDDと作動の仕組みが全く違うので、どこのメーカーのどの製品がいいのかを決めるのに相当悩みました。

結局、SSDは、フラッシュメモリや、SDカードと同じようなシステムということなので、その業界で、有名なサンディスクに決めました。

まあ、現在、サンディスクは、WD(ウエスタンデジタル)の傘下になっていますが、それでも、サンディスクの名前が入った製品を今回は、購入することに決めました。

●サンディスクのどの商品を購入するか?

そして、さらに、ここからさらに悩みます。

サンディスクでもどの製品を購入したらいいかです?

できるだけ値段が安くて、TLC以上の製品で、容量は、1TB

すると候補は、2つの商品に絞られたのですが、この2つの違いが、最初、よくわかりませんでした。

ということで自分なりに調べてみました。

SSD Ultra 3D(ウルトラ3D)とSSD Plusの違いとは?

最終的に、絞り込んだ候補は、

SSD Plus SDSSDA-1T00-G26

Ultra 3D SDSSDH3-1T00-G25

の2つです。


SanDisk 内蔵 2.5インチ SSD / SSD Plus 1TB / SDSSDA-1T00-G26

●容量:1000 GB

●フォームファクタ(規格サイズ):2.5インチ
2.5インチで厚さが7mmなのでノートパソコンにもデスクトップパソコンにも使用できます。
HDDの2.5インチとほぼ同じサイズと考えればいいでしょう。

●商品の寸法 幅 × 高さ:7 x 101 x 70 mm

●読出し速度 : 最大535MB/秒

●書込み速度 : 最大450MB/秒

インターフェイス :Serial ATA 6Gb/s

●MTBF(平均故障間隔) :175万時間

●TBW:記載なし

●種類:恐らくTLC?(記載を見つけることができず)

●キャッシュメモリ:なし

少しでもリーズナブルな商品を探している方には、こちらがおすすめか?


SanDisk 内蔵 2.5インチ SSD / SSD Ultra 3D 1TB  / SDSSDH3-1T00-G25

●容量:1000 GB

●フォームファクタ(規格サイズ):2.5インチ
2.5インチで厚さが7mmなのでノートパソコンにもデスクトップパソコンにも使用できます。
HDDの2.5インチとほぼ同じサイズと考えればいいでしょう。

商品の寸法 幅 × 高さ:7 x 101 x 70 mm

●読出し速度 : 最大560MB/秒

●書込み速度 : 最大530MB/秒

インターフェイス : Serial ATA 6Gb/s

MTBF(平均故障間隔) :?(記載を見つけられず)

●TBW:400TBW

SSDには、書込み制限があり、その耐久性の目安です
例えば400TBWなら、400TBの書き込みまでの耐久性があるということです。

ただし、あくまでも目安の数値で、総書込み量が400TBに、達していなくても故障する場合がありますし、逆に400TBを超えても故障しない場合もあります。

●種類:TLC

●キャッシュメモリ:DRAM搭載?
記載を見つけられませんでしたが、レビューにDRAM搭載とあり

少しでも書き込み速度、読み込み速度が、速い商品が欲しい場合は、こちらがおすすめか?


 

両方の商品とも、ノートパソコンの場合は、SSDをそのまま取り付けることができます。

デスクトップパソコンの場合は、自分の所有するPCの3.5インチドライブベイに、2.5インチのHDDやSSDを取り付けできるようにする変換ブラケット(マウンタ)が必要になります。値段は、安いです。

※デスクトップパソコンによっては、2.5インチのストレージ(SSDやHDD)をそのまま取り付けできるように最初から2.5インチドライブベイを搭載しているPCもあります。

また、現在使用しているHDDをSSDに交換する(入れ替える)場合は、不要ですが、SSDやHDDを増設する場合には、別途に、SATAケーブルが必要になります。

その際は、SATA3.0に対応した 6Gbps対応のSATAケーブルを買わないと処理速度が100%発揮されません。値段は、安いです。

結局、私は、Ultra 3D SDSSDH3-1T00-G25を購入することに!

理由は、単純明快です。少しでも書き込み速度、読み込み速度が速い商品が欲しかったからです。

そこで、急いで購入しようと思ったのですが、最後に、新たな疑問がわいてきました。

SSDの末尾のG26、G25のGは、何を意味する?

調べてみると、global(グローバル)の略で海外仕様ということがわかりました。

言い換えれば、並行輸入品ということです。

ということは、日本への輸出向け(日本仕様)もあるのではないかと思い探してみました。

するとありました。途中まで品番が同じで、最後の末尾がGではなくJ25になっています。

恐らくJは、japanかjapaneseの略でしょう。Jは、日本向け商品です。

ということで、私は、今回、日本向け商品である

Ultra 3D SDSSDH3-1T00-J25を購入しました。

レビューを見ると、GでもJでも同じ品番であれば、基本的に中身は一緒と書かれていました。

そのため、どれを買っても、恐らく、問題ないと思います。

できるだけ値段の安いものを選ぶというのもありだと思います。

SanDisk 内蔵SSD 2.5インチ / 1TB / SSD Ultra 3D / SDSSDH3-1T00-J25

日本向け商品に、こだわるなら、こちらがおすすめか?

品切れている場合は、こちらからも探すことができます

SDSSDH3-1T00-J25 <楽天市場>

私は、結局、Ultra 3D SDSSDH3-1T00-J25を購入しましたが、

SSD Plus SDSSDA-1T00-G26も、Ultra 3D SDSSDH3-1T00-G25も、どちらも有名メーカーの商品なので、どちらを選んでも、それほど大きな差はないと思います。

また、末尾がGであれ、Jであれ、基本的に中身は、同じなので、信用できるショップで値段の安いものを探すのがいいのかもしれません。

まとめ

2019年の秋に購入したパソコンのシステムドライブが、SMR方式と気づかないで1年ほど使っていましたが、特に大きな支障はありませんでした。

Windowsアップデートのアップデート項目が多いときは、動作が、かなり重くなりますが、それ以外は、我慢できないほどのレベルではありませでした。

またネットを開始して、5分くらい?は、たまに重くなることがありますが、ディスクの使用率が収まれば、それ以降は、何の問題もなく快適に動きました。

だからこそ、問題なく1年間使っていたわけです。

また、少しでも快適にしたいなら「SysMain」を無効にするという方法もあります。

※「SysMain」を無効にする際は、自己責任で行って下さい。また返って不具合が起きるようでしたら、すぐに元に戻して下さい。

2020年の10月現在、

システムドライブにHDDを使う方は、あまりいないと思いますが、

正直、システムドライブが、CMR方式のHDDとSMR方式のHDDを比べてみて、それほど大きな差はなかった気がします。

ただし、少しでも、処理速度が速い、ランダムアクセスに強いHDDを選ぶのなら、やはりCMR方式の方が、若干、現段階では、優れているのかな?と個人的には、思いました。

しかし、出始めのころとは違い、現在のSMR方式の技術がかなり進歩しているのは、明らかです。

ただ、ここ数年、SMR方式のHDDの普及スピードが速く、近い将来、CMR方式のHDDが、上位版のHDDでないと購入できなくなるのでは?と不安を感じて、今回、2台のPCをどちらもSSDに交換したわけです。

ただ、もちろん、HDDは、これからも使っていきます。

デスクトップパソコンの場合は、SSD(システムドライブ)+内蔵HDD(セカンドストレージ)というスタイルや、内蔵HDDをHDDスタンドを使って、外付けHDDとして使用したりと、私の中では、やはりHDDは、欠かせない存在です。

実際に、今回デスクトップパソコンのシステムドライブをSSDに交換しましたが、セカンドストレージは、SMR方式の5400rpmの内蔵HDDを使っています。

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