以前の記事で書いたように、私は、基本的にHDD(ハードディスク)派だったのですが、従来の書き込み方式であるCMR方式のHDDが段々少なくなって、現在は、HDDの有名ブランドでもSMR方式のHDDが増えてきました。
もちろん、SMR方式のHDDも発売当初に比べれば、かなり技術的に進歩していて、現在は、CMR方式のHDDと比べても書き込み速度、読み込み速度が、遜色ないほど進化しています。
しかし、データを書き込みする際に、互いに干渉しない仕組みになっているCMR方式と違い、SMR方式が、周りに干渉するいわゆる瓦式であることには、違いはありません。
また、SMR方式の仕組みとして、CMR方式に比べてランダムアクセスに弱いという点も変わりません。
そのため、私もついに、システムドライブをSSDに換装することに決めました。
次に、CMR方式のHDDを購入するときに、CMR方式のHDDは、貴重になり、ひょっとすると、価格が、SSDとそれほど変わらなくなるのでは?と思ったからです。
※この記事は、ちょうど1年前2020年の10月に書いたものですが、気が付けば、25000文字を超える長文になり、一度書くのをやめました(笑)
しかし、ストレージが新しくなっても基本的にシステムドライブの交換方法は、それほど変わらないため、完成させて公開しました。
※もし同じようにシステムドライブのクローン作成を行う方は、自己責任で行って下さい!
今回の記事では、システムドライブが、SMR方式のHDDのデスクトップパソコンをSSDに換装するにあたっての手順や苦労したことを記事にしています。
これから、システムドライブをHDDからSSDに交換する方の参考になれば幸いです。
現在の主流は、HDDから2.5インチSSDへそして、M.2 SSDに変わりつつありますが、基本的な作業は変わらないと思います。
目次
- 1 今回の作業の内容に関して!
- 2 システムドライブのクローン作成前にあらかじめ調べておいたことと事前に準備したこと!
- 2.1 システムドライブのパーティションスタイルがMBRか?GPTか?の調べ方
- 2.2 電源オプションの高速スタートアップを事前に無効にしておく!
- 2.3 PC起動時に、BIOS画面、UEFI画面を開くときに何キーを押すのかを事前に調べておく
- 2.4 自分のPCのファームウェアが、BIOS(レガシBIOS)なのか?UEFIなのか?調べておく
- 2.5 PCのファームウェアが「BIOS」か「UEFI」かを調べる方法!
- 2.6 システムドライブのクローン作成前に、電源オプションで自動で、PCがスリープや休止状態にならないようにしておく
- 2.7 システムドライブのクローン作成前に、できるだけコピー元のドライブの容量を少なくする
- 2.8 システムドライブのクローン作成を行う前に、現在のシステムドライブで回復ドライブを作っておく!
- 3 システムドライブのクローン作成の際に用意したもの
- 4 作業開始! まずは、新しく購入したSSDをフォーマットしました
- 5 フリーソフトを使ってクローン作成作業の開始
- 6 PC環境(Windowsのバージョン)によっては、古いバージョンのフリーソフトを使うと縮小クローン作成時に、まれに回復パーティションが作成されないことがある?
- 7 もしシステムドライブのクローン作成時に、回復パーティションが作成されなかったときは!?
- 8 SSDをデスクトップパソコンに設置!
- 9 セカンドストレージのHDDをデスクトップパソコンに設置(増設)
- 10 UEFI画面で、PCの起動順位を変更
- 11 アライメントがずれていないかを確認
- 12 SSDの書き込み制限に関して!
- 13 システムドライブをSSDに換装後、Windows 10でSSDの最適化は必要か?
- 14 システムドライブをSSDに換装した感想とちょっとした疑問
かなり長い文章になりましたが、ご了承ください!
今回の作業の内容に関して!
●新しく交換するSSDにOSをクリーンインストールするのではなく、システムドライブのクローンを作成して、現在の使用環境のままHDDからSSDへ交換する
●デスクトップパソコンの現在のシステムドライブ(2TBのHDD)を1TBの2.5インチSSDへ換装する。
●それに加えて、セカンドストレージに2TBのHDDを設置すること。
作業の前の不安事項!
●ノートパソコンの換装の際は、パーティションスタイルが、MBRのHDDをSSDに換装したが、今回は、デスクトップパソコンのパーティションスタイルがGPTであること。
●前回は、1TBのHDDから1TBのSSDへの換装(同じ容量同士のシステムドライブの換装)だったが、今回は、2TBのHDDから1TBのSSDへの換装という、容量の大きなHDDから容量の小さなSSDへの換装であること。
つまりシステムドライブの縮小コピー(クローン)が初めてであること。
●前回、換装したノートパソコンの場合は、ファームウェアがBIOSだったが、今回のデスクトップパソコンは、ファームウェアがUEFIであること。
システムドライブのクローン作成前にあらかじめ調べておいたことと事前に準備したこと!
●まず、デスクトップパソコンのシステムドライブ(HDD)のパーティションスタイルがMBRなのか?GPTなのか?を調べました。
SSDをフォーマットする際に、現在と同じパーティションスタイルでフォーマットしないとクローン作成時に失敗する可能性があるという他の方の記事を読んだため。
つまり、現在のシステムドライブのパーティションスタイルが、MBRなら新しいSSDもMBRで、現在のシステムドライブが、GPTなら新しいSSDもGPTでフォーマット!というのが、王道のやり方のようです!
システムドライブのパーティションスタイルがMBRか?GPTか?の調べ方
簡単に調べることができます。
1、スタートボタンの上で右クリックします。
2、「ディスクの管理」をクリックします。
3、「ディスクの管理」の画面が表示されますので、OSがインストールされているシステムドライブの左側、通常は、「ディスク0」と表示されている場所で、右クリックして、「プロパティ」をクリックします。
※OSがインストールされているシステムドライブを確認して行って下さい
↓
4、システムドライブのプロパティの画面が開きますので、タブを「ボリューム」に切り替えます。
すると、ディスク情報が表示されるので、その中の「パーティションのスタイル」に注目します。
上記の場合ですと、パーティションのスタイルが、GUIDパーティションテーブル(GPT)
と表示されていますので、パーティションスタイルがGPTだということがわかります。
この方法で現在のシステムドライブが、MBRか?GPTか?がわかります。
私の場合は、GPTでした。
つまり、私の場合、現在のシステムドライブのHDDと交換する新しいSSDは、GPT形式でフォーマットすることにします。
電源オプションの高速スタートアップを事前に無効にしておく!
これに関しては、先に、ノートパソコンのシステムドライブをHDDからSSDへ換装した時に、BIOS画面を開いて起動順位の一番目をSSDにしようとしたのですが、PC起動時に、BIOS画面を開くことができませんでした。
調べた結果、電源オプションの高速スタートアップを有効にしていると、BIOS画面、UEFI画面を開くことができない場合があるため、事前に高速スタートアップを無効にしました。
高速スタートアップを無効にする方法については、このサイトの別の記事で紹介していますので、そちらを参照してください。
下の記事のなかの「高速スタートアップを無効にする方法」を参考にしてください。
↓
※間違って、このページを閉じてしまわないように新しいタブで開きます。
PC起動時に、BIOS画面、UEFI画面を開くときに何キーを押すのかを事前に調べておく
これも一応、事前に調べておいた方がいいと思います。
BIOS画面、UEFI画面を開く際に押すキーは、メーカーによって違います。
私の場合、ノートパソコンは、「F2」キーでした。
デスクトップパソコンの場合は、確か「F8」キーでした。
その他にも、メーカーによっては、
F2キー、F8キー、F9キー、F12キー、などでBIOSやUEFIの画面を開きます。
このようにメーカーによってBIOS画面、UEFI画面を開くキーが様々だということががわかります。
事前に調べておくと、設定がスムーズに行えます。
※恐らくファームウェアがUEFIの場合は、システムドライブをHDDからSSDに変更しても起動順位の設定が不要である可能性が高いです。ちなみに最近のPCのファームウェアは、「UEFI」です。
自分のPCのファームウェアが、BIOS(レガシBIOS)なのか?UEFIなのか?調べておく
事前に調べておいた方が、換装後の、起動順位の変更の時に戸惑わないでスムーズに行うことができると思います。
事前に、自分のPCのファームウェアが、BIOSなのか?UEFIなのか調べておいて、それぞれの場合の起動順位の変更の仕方をネットなどで調べておくと作業がスムーズに運びます。
今回使用したPCは、ファームウェアがUEFIでした。
ちなみに、BIOSの場合は、キーボードでしか操作できません。
UEFIの場合は、マウスもキーボードも使用できます。
UEFIの方が、新しい規格のため色々な面で優れています。
PCのファームウェアが「BIOS」か「UEFI」かを調べる方法!
これも簡単に調べることができます。
1、タスクバーにある検索欄に「msinfo32」と入力します。「システム情報」と入力しても恐らく同じです。
2、新しく表示される「システム情報」をクリックします。
3、「システム情報」の画面が開きますので、「システムの要約」が青く反転しているのを確認します。
そして、右側の画面で、ズラリと並んだ項目名から「BIOS モード」を探します
上記の場合は、BIOS モードが「UEFI」です。
BIOS モードに、「レガシ」と表示されていれば、そのPCのファームウェアは、「BIOS」になります。
UEFIは、新しい規格のため、BIOSに比べて、セキュリティー、起動速度などで優れています。
※恐らくファームウェアがUEFIの場合は、起動順位の設定が必要ない可能性が高いです。ちなみに最近のPCのファームウェアは、「UEFI」です。
システムドライブのクローン作成前に、電源オプションで自動で、PCがスリープや休止状態にならないようにしておく
PCには、省電力のために便利な機能がありますが、クローン作成中に、PCがスリープや休止状態になってしまうと、クローン作成が失敗してしまうこともあるかもしれません。
そのため、事前に、電源オプションでPCが自動でスリープや休止状態にならないように設定しておくことをおすすめします。
設定方法
1、タスクバーの右側にある検索欄に「電源オプション」と入力します。
2、電源オプション大きなアイコンが表示されますのでクリックします
3、私の場合は、すぐに、いつもの電源プランの設定に戻せるように、「バランス」にチェックが入っていたのを「高パフォーマンス」の方に、チェックを入れました。
これで、クローン作業が終わった後、電源オプションで、「バランス」に再びチェックを入れれば、元の設定に戻ります。
4、高パフォーマンスにチェックを入れて、右横にある「プラン設定の変更」をクリックしました。
5、「ディスプレイの電源を切る」と「コンピュータをスリープ状態にする」の両方をプルダウンを操作して「適用しない」にします。
最後に、「変更の保存」をクリックして設定が完了です。
※PCによっては、初期状態で、初めから両方とも「適用しない」になっている場合があります。その場合は、そのままの設定でOKです。
システムドライブのクローン作成前に、できるだけコピー元のドライブの容量を少なくする
事前に、無駄なデータは、削除するか?他のHDDに1度、データを移動させておき、できるだけコピー元のシステムドライブの容量を少なくしました。
というのは、クローン作成は、コピー元の容量が大きいほど。時間がかかるからです。時間がかかれば、その分、失敗する可能性も高くなります。
コピー(クローン)作業にかかる時間は、以下によって影響を受けます!
1、PCのCPUのスペック
2、コピー(クローン)時に、PCと接続するHDDスタンドなどのUSBのタイプ(USB2.0、USB3.0など)
3、移動するドライブの容量
システムドライブのクローン作成を行う前に、現在のシステムドライブで回復ドライブを作っておく!
システムドライブのクローンを作成して、新しいシステムドライブに交換するのに、なぜ、現在のシステムドライブで回復ドライブを作成する必要があるのかと疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、もしかすると、後で役に立つ可能性があります。
このことについては、後で説明します。
ただ、すでに、現在のシステムドライブで以前に、回復ドライブを作ったことがある方は、必要ありません。
ちなみに回復ドライブの作り方は以下の記事で説明しています
回復ドライブがあれば、主に以下のことができます。
●新しいHDDやSSDに交換した際に、OSをクリーンインストールすることができます。
●現在のシステムドライブに不具合が起きた場合、不具合を修復することができる可能性があります。
回復ドライブは、同じPCであれば、システムドライブを交換してもOSを新しくインストールすることが可能です。
ただし、マザーボードが壊れてマザーボードを交換した場合は、以前作成した回復ドライブは使えません。新しく作成する必要があります。
※回復ドライブを使う場合や、OSをインストールする際、その回復ドライブを作成したのと同じPCであるという認証機能が、マザーボードにあるからだそうです。
あとひとつ、回復ドライブで大事なことがあります。
それは、例えば、元々Windows 7だったPCをWindows 10にアップグレードした場合です。その場合、回復ドライブを使ってOSをクリーンインストールしようとすると、以前のOSに戻ってしまう恐れがあります。詳しく知りたい方は、使用しているPCのメーカーの公式サイトをご覧ください。
参考までに、私の使っているノートパソコンは、Windows 7を10にアップグレードしたものですが、メーカーのホームページを見ると、やはり、回復ドライブを使ってOSをクリーンインストールするとWindows 7に戻りますと書かれていました。
システムドライブのクローン作成の際に用意したもの
作業を始める際に、私が、あらかじめ準備したものは以下の通りです!
●新しく交換するSSD
私は、サンディスクの1TBのSSDを購入しました。
末尾がG-25とJ-25は、流通の形態による品番の違いで中身は同じです。
●SATAケーブル(3.0対応)
システムドライブをHDDからSSDに換装するのですが、その他に、デスクトップパソコンのセカンドストレージに2TBのHDDを設置(増設)するために使用。
実際に私が購入したのは、以下の商品です。
※現在使用しているシステムドライブ(HDDなど)をSSDなどに交換するだけなら、SATAケーブルは、不要です。現在使用しているSATAケーブルと電源ケーブルをそのまま新しいSSDに付け替えてやるだけです。
ただし、PCに取り付けるHDDやSSDを1台から2台などに、増設する際は、SATAケーブルが必要になります。
●HDDスタンド
交換する新しいSSDをUSBでPCと接続して、フォーマットするとき、クローンを作成する際に必要です。
HDDスタンド以外にも小型のHDDケースもありますが、個人的には、HDDスタンドを推奨します。
実際に今回使用したHDDスタンド
この商品は、個人的にとても気に入っています。
私は、テレビの録画にも使っています。そのため現在2つ持っていますが、3つ目を購入予定です。ちなみに、デュプリケーター機能も付いています。
●現在のシステムドライブ(HDD)をSSDへコピー(クローン)するソフト
ソフトについては、後で説明します。
作業開始!
まずは、新しく購入したSSDをフォーマットしました
その前に、システムドライブのコピー(クローン)作成には、3つパターンがありますが、行う方法は、基本的に同じです!
以下は、3つのパータンの例です。
同じ容量同士のコピー(クローン)
●コピー元:容量500GB
●コピー先:容量500GB
いわゆる拡大コピー(クローン)
●コピー元:容量500GB
●コピー先:容量1TB
いわゆる縮小コピー(クローン)
●コピー元:容量1TB
●コピー先:容量500GB
縮小コピー(クローン)が一番、難易度が高いようです!
この件についても後でご説明します!
というわけで、早速、新しく購入したSSDをフォーマットにかかります。
私のデスクトップパソコンのシステムドライブ(HDD)のパーティションスタイルは、GPTで、ファームウェアは、BIOSではなく、UEFIでした。
というわけで、新しく購入したSSDは、GPTでフォーマットすることにしました。
補足事項!
システムドライブを新しいHDDやSSDに交換(換装)する際は、現在のシステムドライブのパーティションスタイルと同じ形式でフォーマットした方が失敗が少ないです。
現在のPCのシステムドライブのパーティションスタイルが、
MBRの場合は、MBRでフォーマット!
GPTの場合は、GPTでフォーマット!
という感じです。
SSDをGPT形式でフォーマットする方法
ちなみに、MBRでフォーマットする場合も、基本的に工程は、ほぼ同じです。
1、まず、私の場合は、あらかじめ用意していおいたHDDスタンドに新しく購入したSSDを差し込み、USBでPCと接続しました。
2、SSDをHDDスタンドを使ってUSBでPCと接続しても、まだフォーマットしていませんので、PCの通常の画面では、まだSSDが表示されません。
3、SSDを今回は、GPT形式でフォーマットします。
通常は、恐らく、HDDスタンドを使って新しいSSDをPCに接続すると、以下の画面が出ると思います。
現在のPCのシステムドライブのパーティションスタイルを選んでOKボタンをクリックします。
なのですが・・・
私は、うっかり、下記の画面を閉じてしまいました。
※ちゃんと最初の画面で操作できた方は、手順4へお進みください!
もし、この画面をうっかり閉じてしまったら
●スタートボタンの上で右クリックします。
●次に、「ディスクの管理」をクリックします。
●ディスクの管理画面が開きますので、そこで、新しく接続したSSDを探して下さい。私の場合は、「ディスク2」と表示されました。
※ディスクの番号は、その人のPCによって違います
まだ、初期化していないので「未割り当て」と表示されているはずです。
※必ず、新しく接続して、まだフォーマットしていないドライブであることを確認してください。間違って、データの入っているディスクを初期化するとデータが消えてしまいます。
●ディスク2の場所(上記の図の茶色の枠部分)で、右クリックすると、「ディスクの初期化」というメニューがあるので、それをクリックします。
すると新しいSSDを最初にPCに接続した時と同じ画面が出るはずです。次にパーティションスタイルを選んで(私の場合GPT)、最後にOKをクリックします。
これで、GPTでディスクが初期化されました。
間違って、違うパーティションスタイルで初期化してしまった場合!
ちなみに、もし間違って、違うパーティションスタイル(MBR、GPT)でフォーマットしても、何度でもやり直すことができます。
もし間違って、違うパーティションスタイルでフォーマットしてしまった場合は、
参考例としては、上記の場合、「デイスクの管理」の画面の「ディスク2」と表示された部分で右クリックすると現在、GPTでフォーマットしている場合は、「MBRに変換」
現在、MBRでフォーマットしている場合は、「GPTに変換」というメニューが表示されるので、それをクリックすることで、別のパーティションスタイルに変更することができます。
ただし、Windows10の標準機能では、データの入っているドライブを別のパーテンションスタイル(MBR、GPT)に変更することはできません。
一度、データをすべて削除して、「デイスク管理」の画面から「ボリュームの削除」を行う必要があります。
では、手順に戻ります
手順4
4、この状態では、まだSSDは、PC上で認識されていませんし、使用できません。
次に、未割り当て領域をフォーマットするわけですが、システムドライブのコピー(クローン)を作る場合は、ここでパーティションを複数作成しても、結局、クローン時に、コピー元と同じになるため意味がありません。
そのため、パーティションで区切らないでシンプルボリュームでフォーマットしました。
未割り当て領域(下の図の斜線の部分)の上で右クリックして、「新しいシンプルボリューム」をクリックします。
※換装当時、のスクリーンショットがないため、違うディスクの図ですが、やり方は、全く同じです。
5、あとは、指示通り進めていくだけでした。
「次へ」をクリックします
6、そのままの状態で「次へ」をクリックします
7、そのままの状態で、「次へ」をクリックします。
「ドライブの文字を割り当てる」のアルファベットは、PCによって違います。
8、「NTFS」になっていること、「クイックフォーマットする」にチェックが入っていることを確認して「次へ」をクリックします。
7、あとは、指示通りに「次へ」をクリックしていき、「完了」をクリックします。
これで、HDDやSSDがPC上で認識されて利用が可能になります。
新しく購入したSSDをGPT形式で初期化して、未割り当て領域をNTFSでフォーマットする作業が完了しました
次に、現在使用しているシステムドライブ(HDD)のクローンを作る作業に入ります。
フリーソフトを使ってクローン作成作業の開始
私は、「EaseUs Todo Backup Free版」というフリーソフトを使ってシステムドライブのクローンを作成しました。
システムドライブのクローンを作成するフリーソフトは、いくつかありますが、その中でもかなり高性能で、評判の良い優秀なフリーソフトだと思います。
当時、最新バージョンは、12.8でしたが、以前使ったバージョン11.5がPCに残っていたので、旧バージョンを使いました。
バージョン12から、一部の機能が、無料版では、使えなくなったようですが、使う機能が「クローン」なので、恐らく、バージョン12でも、バージョン11.5と仕様が変わっていない限り、クローン作成に使用できる可能性が高いです。
また、過去のバージョンを探すという方法もあります。
Easeus todo backupを使ってシステムドライブのクローンを作成する方法
今回は、2TBのHDD(システムドライブ)から1TBへのSSDへのクローン作成を行いましたが、基本的に、同じ容量同士、拡大コピー(クローン)でも方法は同じです。
まず、このソフトは、大変多機能ですが、システムドライブのクローンを作成する際に、使用するのは「クローン」という機能です。
事前に、「Easeus todo backup」をダウンロードして、PCにインストール必要があります。インストールが終了したら
1、まず、HDDスタンドにフォーマットしたSSDを差し込みUSBでPCと接続します。
2、「Easeus todo backup」を起動させます。
3、「クローン」をクリックします。
4、まず、コピー元(ソース元)のHDDもしくは、SSDにチェックを入れます!
この際、下記の図の赤枠部分の1か所だけにチェックを入れます!
例えば、システムドライブが、いくつかのパーティションで区切られていて、必要な部分だけにチェックを入れた場合、恐らく、クローン作製に失敗します。正確にいうと、クローン作製に成功しても、ブートディスクとして、動作しません。つまりPCが起動できません。
※コピー元(ソース元)を間違えないように注意して下さい!
「次へ」をクリックします
5、次にターゲット(コピー先)にチェックを入れます。
※コピー先を間違えないように充分注意して下さい
この時、ターゲットのディスクの右側に小さく「編集」という項目がありますが、そこからパーティションのサイズを変更できます。
しかし、このソフトは、大変優秀なので、比率をちゃんと維持してクローンしてくれますので、特に編集の必要はないと思います。
また、この編集という機能は、コピー先(ターゲットディスク)のみに行うことができます。
コピー先がSSDの場合は、
「高度なオプション」をクリックして、「SSDに最適化」にチェックを入れて下さい。そして、「OK」をクリックします。
コピー先が、HDDの場合は、そのまま一番下の「次へ」をクリックします。
「セクタバイセクタクローン」は、基本的に、チェックを入れなくて結構です。
コピー元のシステムのドライブに不良セクタがある場合に必要な機能です。
また、もし、コピー元のシステムのドライブ(HDDやSSD)に不良セクタがあった場合には、クローン作業開始後にエラーになりますので、その時に、セクタバイセクタクローンにチェックを入れるといいでしょう。
その際は、不良セクタをスキップしてクローン作業を行ってくれます。
※その代わり、「セクタバイセクタクローン」にチェックを入れると、セクタ単位でクローンを行うため、かなりの時間がかかります。本当に長い時間がかかります。
上記の作業が終わったら、一番下にある「次へ」をクリックします。
6、間違いがないことを確認したら「実行」をクリックします。
7、確認を促す表示がでますので、間違いがなければ、「はい」をクリックします。
8、あとは、クローン作業が終わるまで待つだけです。進捗状況が100%になり下に「完了」ボタンが表示されたら、作業終了です。
「完了」をクリックします。
9、クローン作業が終了したら、必ず、「スタートボタン」の上で右クリック→「ディスクの管理」をクリックして、「ディスクの管理」画面を開いて、コピー先のディスクに、うまくクローン出来たかを確かめてください!
拡大コピー(クローン)を行った場合、コピー先のディスクに、未割り当て領域ができた場合は、未割り当て領域を結合(拡張)する必要があります。
次の章で説明しています
クローン作業が終了したら!
クローン作業が終了したら、HDDスタンドに差し込んでいるコピー先のSSDもしくは、HDDを抜き取りたいのですが・・・
恐らく、タスクバーにある「へ」のような矢印をクリックして、そこから「ハードウェアの安全なとりはずし」をクリックしても「作業中です」というようなエラー表示が出るはずです。
その場合、HDDスタンドに、コピー先のSSDもしくはHDDを差し込んだままで、PC本体をシャットダウンしてからSSDやHDDをとりはずした方がいいかもしれません。
クローン作業後に、もし未割り当て領域ができたら
クローン終了後、問題なく、新しいシステムドライブが動作すると思いますが、場合によっては、未割り当て領域ができることがあります。
例えば、以下は、システムドライブではありませんが、右側に未割り当て領域があります。
未割り当て領域は、PC上で認識されず、使用することができないので、もったいないので、結合してみます。
※未割り当て領域が、結合したいボリュームの右側にある場合に限り、Windowsの標準機能で未割り当て領域を結合することができます。それ以外は、専用のフリーソフトなどが必要です。
現在PCで認識されている上の図のボリュームEに、未割り当て領域を結合してみます。
※行う場合は、自己責任で行って下さい
1、まず、ボリュームEの上で右クリックします。そして、表示されたメニューの中の「ボリュームの拡張」をクリックします。
※未割り当て領域を結合できるのは、隣接しているボリュームに限られます。
正確にいうと、
左側:認識されているボリューム、右側:未割り当て領域の場合に限られます。
それ以外の場合は、専門のフリーソフトで、結合できる場合があります。
2、「ボリュームの拡張のウィザードの開始」の画面が表示されますので、「次へ」をクリックします
3、未割り当て領域をすべて結合する場合は、何も変更しないで、そのままの状態で「次へ」をクリックします。
4、ボリュームの拡張ウィザードの完了画面が表示されますので、「完了」をクリックします。
5、下記の図のように、先程まで右側にあった未割り当て領域が消えて、ボリュームEに結合されました。
PC環境(Windowsのバージョン)によっては、古いバージョンのフリーソフトを使うと縮小クローン作成時に、まれに回復パーティションが作成されないことがある?
同容量同士のコピー(クローン)や拡大コピー(クローン)の場合は、問題なく、クローン作成が成功すると思います。
しかし、縮小コピー(クローン)の場合、まれに、PC環境によっては、システムドライブのクローンを作成することはできても、回復パーティションが作成されないという問題が、まれに発生することがあるようです。
というのは、私も、今まで何度もシステムドライブのクローンを作成したことがありますが、今回初めて、回復パーティションが作成されませんでした。
もちろん、PCは、問題なく起動できます。作動します。ただ単に、回復パーティションだけが、作成されませんでした。
今回のシステムドライブのクローン作成は、初めに書いた通り、縮小コピー(クローン)でした。
恐らくですが、以下の「補足事項」に、書いた通り、今回、バージョンの古いフリーソフトを使ったため、回復パーティションが作成ができなかった可能性が高いと思います。
というのは、人によっては、問題なく縮小コピー(クローン)作成時の回復パーティションの作成に成功している人もいるからです。
補足事項! 今回起きた現象についての私の推測!
調べているうちに少しずつわかってきたのは、今回、初めて、私のPC環境下でシステムドライブの縮小コピー(クローン)を行った際に、回復パーティションが作成できなかったのは、フリーソフトの古いバージョンを使用したために、Windowsの新しいバージョンに対応していなかった可能性があります。
Windowsのバージョンとは、Windows XP、Vista、7、8、10など、OSの違いのことではありません。具体的には、Windows 10バージョン「2004」、「20H2」、「21H1」などのことです。
そのため、常に最新のバージョンのソフトを使った方がいいかもしれません。
以下は、クローン作成前の回復パーティションです(コピー元)
クローン後の新しいシステムドライブ(コピー先)
上記のように、新しいドライブには、容量の同じパーティションはありましたが、「正常(回復パーティション)」の表記がありませんでした。
回復パーティションがないとどうなるのか?
ちなみに、回復パーティションがなくてもPC自体は、問題なく使用できます。
回復パーティションがないと以下のような問題があります!
●PCに不具合があったとき、PCの「回復」というメニューが使えない場合がある。
※回復というメニューを使用しても、必ずPCの不具合が直るとは限りません。
●OSをクリーンインストールすることができない。
●回復ドライブが作成できない
回復パーティションがないときの対策としては、
最初の方で述べた通り、以前のシステムドライブで回復ドライブを作成しておくこと。そうすれば、回復ドライブは、同じPCで使用できるので、OSのクリーンインストールが可能です。
また、システムドライブを交換した時に、以前のシステムドライブをそのままの状態で保存して置けば、何かあったときに、また以前のシステムドライブに戻せば、再びシステムドライブのクローンを作成することができます。
ただ、人によっては、どうしても回復パーティションが必要だという人もいるでしょう。
私は、今回、初めて、システムドライブの作成時に回復パーティションを作成することができなかったので、以下の対策をとりました。
もしシステムドライブのクローン作成時に、回復パーティションが作成されなかったときは!?
私は、有料ソフトを使うことで解決しました。
私が、使用したソフトは、以下のソフトです。
HD革命/CopyDrive_Ver.8_通常版 ハードディスク SSD 入れ替え 交換 まるごとコピーソフト コピードライブ
Windows専用です!
実際に購入して試してみると、簡単に、システムドライブのコピー(クローン)ができました。
縮小コピー(クローン)も簡単に作成することができて、しかも回復パーティションもバッチリ作成されました。
縮小コピー(クローン)時に、もし回復パーティションが作成されなかった場合、あれこれ悩むなら、こちらのソフトをおすすめします!
実際に購入して気が付いたのは以下の点です
●簡単なユーザー登録が必要
●Windows 10のOSのバージョンアップごとに、対応パッチが公開される場合があるので、常にソフトを最新の状態にするべき
●ライセンス:1台のコンピューターで使用可能
●システムドライブのクローン作成時に使うメニューは、「ディスクのコピー」
※私が使ったバージョンでのことです。変更になる場合もあるかもしれません
また、OSが最新バージョンにアップデートした直後は、まだ対応パッチが出ていない可能性があるので、その辺は、確かめたほうがいいです。
ちなみにこの記事を書いている時点でのWindows 10のOSの対応状況は以下のようになっていました。
Windows 10の「2004」、「20H2」、「21H1」までは、対応。
「21H2」は、検証中となっていました。
Windows 11 対応状況に関しては、現在調査中でした。
※この記事を書いている時点でのことです(2021年11月23日)
公式サイトWindows の対応状況!
https://www.ark-kakumei.jp/oscompatible
参考資料
20H2 October 2020 Update:サポート終了 2022年05月10日
21H1 May 2021 Update:サポート終了2022年12月13日
21H2 November 2021 Update:サポート終了 2023年06月13日
このソフトを使ってみると、縮小コピー(クローン)でも、
クローン作成後の回復パーティションが以下のようにしっかりと再現されました。
SSDをデスクトップパソコンに設置!
システムドライブのクローンが終了したので、次は、新しいSSDをPCに設置しました。
この作業は、特に手間取ることは、ないと思います。
ノートパソコンの場合は、現在、設置されている、システムドライブ(HDDやSSD)を外して、新しいSSDなどに取り換えるだけです。
デスクトップパソコンの場合は、現在、設置されている、システムドライブを外して、以前、取り付けてあった、2つのケーブルをそのまま、新しい、SSDなどに取り付けるだけです。
ちなみに2種類のケーブルですが、大きい方が電源ケーブルで、小さい方が、SATAケーブルとなります。
古いPCの場合、2.5インチのSSDをデスクトップパソコンに取り付ける際、SSDマウンタが必要になる場合があります!
PCによっては、特に、古いPCの場合、SSDをデスクトップパソコンに取り付ける際に、そのままでは、付かない場合があります。
というのは、デスクトップパソコンは、元々、3.5インチのHDDを取り付けるように設計されていましたので、古いPCの場合、2.5インチのSSDを取り付けようとすると空間が余ってしまい、キッチリと固定できない場合があります。
そんな時は、SSDマウンタを使うと解消する場合があります。SSDマウンタは、2.5インチを3.5インチに変換してくれる取り付け金具のようなものです。
「SSDマウンタ」で検索するとたくさん出てくると思います。
新しいPCの場合は、2.5インチのSSDが取り付けられるように、初めから2.5インチ用の取り付け場所がある場合が多いです。
実際に私が購入したSSDマウンタ
Sabrent 2.5→3.5インチ変換、HDD/SSDマウンタ(BK-HDDH)
セカンドストレージのHDDをデスクトップパソコンに設置(増設)
さて、今度は、SSDだけでは、容量が足りないと思い、あらかじめ購入しておいた2TBのHDDを増設しました。
まあ、外付けハードディスクでもよかったのですが、いちいち、取り付けたり、はずしたりするのが、面倒なのと、コンセントを余計に使うので、内蔵HDDを増設しました。
ただ、本来ならば、セカンドストレージにも2.5インチのSSDを取り付けたかったのですが、値段が高いので今回は見送りました。
HDDを増設することで、SSD単体より、ややPCの音がうるさくなること、SSD単体より、起動スピードが若干遅くなる可能性があることが、デメリットだなと感じました。
内蔵HDDを増設するには、余分にSATAケーブルが必要なのと、SATAケーブルの差し込み口(マザーボード側)に余裕があるかが問題になります。
電源ケーブルに関しては、余程、増設していない限り、足りないということは、まずないと思います。
事前に、SATAケーブルの差し込み口を確認したときに、まだ4つくらいは、空きがあったので、問題ありませんでしたが、SATAケーブルは、手元になかったので、1つ注文しておきました。
電源ケーブルは、こちらも事前にPCを調べたところ、たくさん余っていました。
実際に、HDDを増設する
SATAケーブルは、空いている中で、できるだけ番号の若い差込口(マザーボード側)に差し込みました。
若い番号ほど優先順位が高くなります。
次に、電源ケーブルですが、たくさんありすぎて、どれを使っていいか迷いました。
すると、私の場合、システムドライブに使用した電源ケーブルをたどると、もうひとつ、電源ケーブルが分岐していたので、私は、それを増設したHDDに使うことにしました。
おさらいですが、サイズの大きい差し込みが電源ケーブルで、小さい方が、SATAケーブルとなります。
電源の容量が足りているか?最終チェック!
特に、PCを購入してから、増設していませんでしたので、問題ないと思いましたが、一応、PCの電源ユニットの容量が足りているか?チェックしました。
ちなみに、私のPCに設置されている電源ユニットは、350Wとやや小さめです。
これに関しては、有名なドスパラさんのサイトで、詳しく解説してあり、さらに、HDDやSSDなどを増設した場合、何ワットの電源が必要になるか?のシュミレーターも掲載されていたので、利用させてもらいました。
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_str_power_calculation_main
これ、非常に便利ですね!
シュミレーターで、計算してみると、私の場合266Wの電源がおすすめと表示されました。
どうやら、既存の350Wの電源ユニットで問題なさそうです!
また、HDDを1つ、つけると約24Wに対して、2.5インチのSSDを1つ、つけると約3Wの電力しか消費しないということを知って驚きました。
SSDは、消費電力が少ないんですね!
UEFI画面で、PCの起動順位を変更
次に、PCを起動して、UEFI画面で起動順位を設定します。
ただ、UEFIは、BIOSの新しい規格で進化しています。そのため自動的にブートディスクを選別できる機能があるらしいです。HDDを増設した時も同様らしいです。
※BIOSを使用の方は、BIOSの画面で起動順位の設定変更が、必要になります!
そのため、ファームウェアが、UEFIの場合、起動順位の設定は、恐らく不要だと思いましたが、一応、PCの起動の際に、UEFI画面を開いて確認してみました。
※最初の方で書いた通り、事前に電源オプションの「高速スタートアップ」を無効にしていないと、PCの起動時にUEFI画面やBIOS画面を開けない可能性があります。
すると、問題なく、自動的に、SSDが、起動順位のTOPになっていました。
さすが、UEFIですね!
少し前に、ノートパソコンの方もHDDからSSDに換装しましたが、こちらは、BIOSでした。
ちなみに、私のノートパソコンの起動順位は以下のようになっていました。
初期設定の起動順位(SSD取り付け直後)
1、CD/DVD
2、USBメモリ
3、USB HDD
4、USB FDD
5、HDD(サンディスクSSD)
6、Net Work
※茶色部分は、今回、新しく交換したSSDです
それを以下のように変更しました
1、HDD(サンディスクSSD)
2、CD/DVD
3、USBメモリ
4、USB HDD
5、USB FDD
6、Net Work
これで、一応作業は、完了です!
以下の章の作業は、現在では、まず、必要がないと思います。
ただ、気になる方は、無料で調べることができます。
実際に、フリーソフト、有料ソフトの両方でシステムドライブのクローン作成時に、調べてみましたが、どちらもアライメントのずれは、ありませんでした。
アライメントがずれていないかを確認
システムドライブの交換が終わり、BIOS、UEFI画面で、起動順位の設定変更を行ったら、最後に、一応、アライメントがずれていないか?確認してみましょう。
恐らく、今のフリーソフトや有料ソフトでシステムドライブのクローン作成を行った場合、アライメントのズレがある場合は、ほぼないと思います。
そのため、この方法については、機会があれば、別の記事で紹介したいと思います。
ちなみに、アライメントがずれていると、PCの動作には、それほど関係ないかもしれませんが、SSDの本来の性能を100%活かすことができません。
SSDの書き込み制限に関して!
HDDと違い、SSDには、書き込み制限(上限)があります。
SSDの仕様のTBWの数値で表示されています。
例えば、私が、今回、購入したSSDは、400TBWでした。
この数字の意味は、400TBの書き込みまで可能な耐久性がありますという意味です。
もちろん、TBWだけでSSDの寿命は、決まりません。
そのため、TBWの数値に達する前に故障する場合もありえます。
ただ、SSDの耐久性の目安のひとつには、なるかもしれません。
「クリスタルディスクインフォ」というフリーソフトを使えば、現在までに、どれくらい書き込みを行ったかを簡単に確認することができます。
「クリスタルディスクインフォ」の画面で、今までの総書き込み量を確認する際は、総書込量(NAND)という欄を見てください!
そこに書かれている数値が、そのSSDを使い始めてからの総書込量となります
この数値が400TBまで達すると、耐久性に問題がでてくる可能性があるというのが、TBWの意味です。
余談ですが、このソフトは、本当に便利なソフトで、PCに取り付けた後も、上記の画面では、消していますが、シリアルナンバーも調べることができます!
現在では、SSDの書き込み回数の制限を特に気にする必要はない!?
ひと昔のSSDなら書き込み回数の制限にやや慎重になる必要があったかもしれませんが、現在、販売されているSSDのTBWの数値は、非常に大きく、特に、書き込み量を気にしないで、使っても差し支えないと思います。
例えば、今回の購入したSSDは、400TBWですが、どれくらいで、400TBに達するか?ちょっと計算してみます!
1TBを1000GBとして計算すると、400TB=400000GB(約40万GB)となります。
例えば、1日に、100GBの書き込みを行ったとします。
※実際に、毎日、100GBの書き込みを行う方は、ほぼいないと思いますが。
すると一ヶ月で
100GB×30(日)=約3000GB
一年で、
3000GB×12(月)=約36000GB
10年で、
360000GB×10(年)=約360000GB
と、なり毎日100GBの書き込みを10年間行っても400TBに達しないことがわかります。
あくまでも計算上ですが、これを見ても、現在では、SSDの書き込み制限を特に気にする必要は、ないと思われます。
システムドライブをSSDに換装後、Windows 10でSSDの最適化は必要か?
これに関しては、デフラグを無効化するべきだとか、「SysMain」を無効化するべきだとか、PCを休止状態にしないほうがいいなど、色々な意見がありますが、それは、昔の場合と考えていいと思います。
現在のWindows 10であれば、そのままでも基本的に、SSDに最適化されているので、特に設定を変更する必要がないというのが現在の考え方の主流になっていると思います。
※もちろん、私の個人的な見解です。
そのため、私もシステムドライブをSSDに変更してから、特にPCの設定を変更していません。
定期的に、「クリスタルディスクインフォ」で総書込量NANDを確認していますが、設定を変更していなくても、急激に書込み量が、増えたことは、今まのところ一度もありません。
ちなみに、PCを一日に、何度も休止状態にしたりしています。
システムドライブをSSDに換装した感想とちょっとした疑問
まず、システムドライブをSSDに交換してから、PCの音が静かになりました。
また、一番うれしいのは、PC起動直後でも、快適にPCが動作することです。
システムドライブがHDDの時は、PC起動直後は、動作がやや緩慢でした。
起動後、すぐにブラウザをクリックしても、ブラウザが、なかなか開きませんでした。
しかし、SSDに交換すると、PC起動直後でも、すぐに、ブラウザが開き、すぐにネットでサイトを閲覧できるようになりました。
やはり、SSDの処理速度は、速いですね!
あと最後に疑問点なのですが・・・
システムドライブのクローンを作成する方法としてもうひとつ有名な方法は、デュプリケーターを使う方法です。
今回私が、使用したHDDスタンドにもこの機能が搭載されています。
ただ、残念ながら、システムドライブの縮小コピーには、使えません。
しかし、なんとか工夫して、デュプリケーターで、システムドライブの縮小コピーを行うことはできないのか?と現在思案中です。
もし、試してみたら、成功しても失敗しても結果を記事にしたいと思います。